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(回答先: 我々は合同軍の巧みな情報操作に引っかかったのか? 投稿者 一読者 日時 2003 年 4 月 08 日 12:19:18)
昨日の大統領宮殿陥落もそうですが、イラク側にとって、既に戦略的意味の希薄な箇所への作戦成功が、あたかも全体の流れの様に報道されています。
サダム・フセイン空港については、連合軍にとって、補給、今後の戦略展開上重要な意味を持つ存在となるのでしょうが、制空権を持たない、充分な空軍力すら持たないイラク軍にとっては、それほど意味を持たないものではなかった様に思えます。
大統領宮殿についても、現状、使われている事は考え難く、対外的に陥落された事が、政治的意味合いを持つにしても、貴重な戦力を割く程の重要性は無かった様に思います。しかも当初、陥落劇を伝えたのは、報道の内容に偏りが強い傾向にあるFox社のみであり、放映された映像に、僅かばかりの緊迫感すら感じられなかった事に、見せられる側としては疑問が残っています。
落ち着いて考えると、それ程大きくは無さそうな戦果を、殊更大きな事の様に報じ、それに追従するのみで、充分な検証がなされない事に、稚拙な情報操作を感じずにはいられず、戦況の行方すら怪しく感じてしまいます。