現在地 HOME > 掲示板 > 戦争30 > 212.html ★阿修羅♪ |
|
イラクの精鋭部隊・共和国防衛隊との大規模な地上戦に入った米英軍はイラク時間の2日、バグダッドの南方と南東の要衝を突破し、進撃を続けた。ロイター通信によると、先陣を切る米軍部隊は一気に首都から30キロの地点にまで迫った模様だ。
また、米中央軍はこの日の攻撃で、共和国防衛隊のバグダッド師団が壊滅したと発表した。米英軍はバグダッド南方を守る共和国防衛隊への集中的な空爆を続行しながら、首都包囲に向けた攻勢を強めるものとみられる。
◆2方面から迫り、共和国防衛隊と交戦◆
【ロンドン=飯塚恵子】新月の夜の1日深夜から2日未明にかけて始まった米英軍の攻勢は、米陸軍第3歩兵師団と米海兵隊第1遠征軍が2方面から首都に迫る形で行われた。
このうち第3歩兵師団を中心とする部隊は、首都南方約80キロのカルバラ周辺で共和国防衛隊のメディナ機甲師団、ネブカドネザル歩兵師団と交戦した。
米軍部隊は同市周辺を含む湖と湿地帯の間にある幅約30キロのカルバラ山道を制圧し、進軍のスピードを加速した。カルバラ山道はバグダッドに通じる要衝で、幹線道路もここを通っている。
第3歩兵師団の部隊はカルバラ山道の通過がバグダッド入りに極めて重要であるため、共和国防衛隊が生物化学兵器で攻撃してくる可能性もあるとし、全員が化学兵器防護服を着用していたという。
◆米軍幹部「バグダッド師団は壊滅」◆
イラク側からの反撃は予想外に少なく、先頭の部隊は一気に進軍、ロイター通信によると、首都から約30キロの地点に到達した。
一方、米海兵隊第1遠征軍は首都南東約150キロのクート付近まで進み、共和国防衛隊のバグダッド師団を激しく攻撃した。
米中央軍のブルックス准将は2日、「バグダッド師団は壊滅した」と述べた。
海兵隊の部隊はさらにチグリス川にかかる橋を制圧、同川の東側に出て、バグダッドに南東から迫る形で進撃を続けた。ロイター通信によると、首都まで約40キロに達したという。
イラクは首都周辺の守りに共和国防衛隊のメディナ、バグダッド、ハムラビ、ニダーの4師団を投入。さらに、イラク北部を拠点とするアドナン機械化師団とネブカドネザル歩兵師団も増援部隊を送っていた。
また米中央軍によると、米英軍は2日、バグダッド北西のダムを制圧した。
(2003/4/2/22:18 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20030402it14.htm
★ 第4歩兵師団がようやくクウェートに入ったという状況で、補給難や戦力不足に陥っている第3歩兵師団や海兵隊第一師団が、バグダッドに向け進撃したと信じる「読売新聞」の思考力を疑う。
また、カルバラからユーフラテス川を越えると、バグダッドまで市街地が続く地理的状況になる。そこを一気に50Kmも進撃できたとしたらイラク側の罠であり、補給路及び後退路を切られ、その部隊は壊滅することになる。
「読売新聞」も、少しは“大本営発表”を鵜呑みにせず、これまでの戦況をベースに詳細マップでも手元において考えたほうがいいだろう。