現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産25 > 678.html ★阿修羅♪ |
|
[日経] 米国経済改善で緩やかな円安に・今西氏――相場を読む・外為
今西晋嗣・住友信託銀行市場営業室長 外国為替市場の焦点は、各国経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)に移ってきている。今後1カ月は、米国の生産活動が循環的な回復に向かい、米株式相場の上昇につれて円売り・ドル買いが優勢になる展開を予想している。1ドル=119―122円の範囲で、緩やかに円安・ドル高が進むだろう。
市場参加者はイラクのフセイン政権崩壊後の米経済状況を見極めるため、今後の経済指標に注目している。耐久財受注や鉱工業生産といった生産関連の指標や、消費者の景況感を反映する指標は改善するとみられ、円売り・ドル買い要因になりそうだ。
5月になると、日本の機関投資家は外国証券投資を本格化させるだろう。ユーロ、カナダドル、豪ドルといった通貨建ての債券投資に興味を持つ投資家が多いため、外為市場では円売り圧力がかかりやすい。ただ大型連休前は、国内輸出企業が連休中の急激な相場変動を恐れて、為替予約(先物の円買い・ドル売り)を膨らませる。加えて、米国では企業によるリストラはしばらく続くとみられ、雇用の低迷は変わらな
いだろう。そのため、大幅な円安・ドル高は想定しにくい。