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(回答先: [日経]株、企業価値の向上主義で明暗――ゴーン氏が出井氏に競り勝つ 投稿者 Ddog 日時 2003 年 4 月 10 日 00:17:14)
[日経]株、続く代行返上の嵐――返上基金増、3月売り手控えの反動も
【NQN】9日の東京株式市場で日経平均株価は続落。かろうじて8000
円の大台は維持したものの、主力株への売りが続いた。松下が10年ぶり
の1000円割れとなったほか、ソニーが一時4000円ちょうどまで下げ年初
来安値を更新。武田も3月13日に付けた安値にあと10円と迫った。企業
年金の代行返上に伴う換金売り圧力が重くのしかかっている。
代行返上は2002年4月の確定給付企業年金法の施行で可能になった。
最近の株価下落で厚生労働省から将来分の返上許可を得る基金は加速度
的に増えている。今年1、2月に60前後だったその数は3月に100を上
回り、4月1日現在では491基金と基金全体の約3割に達した。
ただ3月は決算期末を控えていたため代行返上売りは目立たず、むし
ろ売り手控えの反動が4月に入って市場を大きく揺さぶった。換金売り
は夏ごろまで続くとの見方が多く、主力株の戻りを期待する声は日に日
にしぼんでいる。
実需の売りに思惑も加わった。きょう材料視されたのがモルガン・ス
タンレー証券の7日付リポート「日本市場投資戦略」が掲載した「代行
返上に弱いと想定される銘柄ランキング」。そのトップは武田。リポー
トをきっかけに、改めて代行返上の重しが意識されたという。ちなみに
「代行返上に強いと想定される銘柄ランキング」の1位は日産自。この
日の株価は前日比変わらずで踏みとどまり、時価総額で約7年半ぶりに
ソニーを逆転した。
もっとも、ソニーの下げは代行返上だけでは説明できない。市場では
イラク戦争終結後の米経済の立ち直りの鈍さを警戒する雰囲気が強まっ
ており、世界的な景気の先行き不透明感がじわりと影を落としている。
新型肺炎、重症急性呼吸器症候群(SARS)も今後、相場の重しに
なりそう。9日こそ「ゴキブリがウイルスを運んだ」との一部報道を受
け、駆除や殺虫剤を手掛けるキャッツ、フマキラーがにぎわうなど、む
しろ低位株物色の手がかりにされたが、こうした雰囲気がいつまで続く
か。「代行返上が止まれば物色の矛先が主力株に向かう」という楽観シ
ナリオが壊れる前に、SARSの猛威が収まらないかと、参加者はやき
もきしている。(鎌谷智子)