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(回答先: 偏らない意見? 投稿者 たこ 日時 2003 年 4 月 10 日 15:19:53)
たこさんどうも早速のレス有り難うございます。
たこさんのレスも高い分析力で私の文章とグローバルアイを評していただいていると思います。
少なくともアメリカには義が欠けていることだけは、グローバルアイの見解と大きくイラク攻撃にたいする私との見解の相違するところですが、私はどの辺りがグローバルアイの「論理的破綻を心情論で覆い隠した」のか具体的に理解できません。論理的に解説していただくと、「ぽち」にも理解できるかもしれません。
意見が個別に偏っているかどうかを問題にしているのではありません、崩壊したフセイン政権に肩入れしている方は極少数だと思います、不幸なイラク国民に義憤を感じている方が大半だと思います。イラク国民に義憤を感じ正義の衝動として、その結果反米の意見が多くなるのはむしろ当然であると思います。しかし、アメリカの立場経済状況などを理解して、アメリカがなぜそうせざるをえないかまで思策した、私からすれば公平な観点のレスが少ない。また、そういったアメリカの立場を少しでも擁護する意見にたいし、無思慮な感情論が先行したレスが多くはありませんか?議論もなにも成立しない空気(ニューマ)を作り出しています。これは健全なことなのでしょうか?すくなくとも議論が成立するような、たけ(tk)さんや、たこさんのような知的なレスであれば、こうやって議論が成立できるのです。日本人は山本七平が指摘したように空気(ニューマ)に支配されやすい国民性です。阿修羅サイトでこういった議論をしているうちは可愛いものですが、無思慮な扇動者が現れた場合、とても不幸な結果が齎される。たとえば小泉政権誕生時、小泉批判が許されないニューマが存在した結果今日の絶望的日本経済が齎された。意見が偏るということは健全ではないと、私が主張する理由はご理解できると思います。そういった意味では現在の阿修羅世論は危機である。(また批判されそう)
「憎悪を拡大再生産」する行為は説明するまでもなく、世界が最も不幸になる結果を齎す。
パレスチナ、イスラエルのイスラエル建国後の不幸な憎悪の拡大再生産を見れば分かるだろう。心情的に私もパレスチナ人に肩入れしたくなるが、それではイスラエルの民が不幸なままでいいのかという問いかけにどう答えるのだ?アメリカに全員移住すればいいなどと単純な意見は、アラブ人からイスラム教を取り上げるようなものだ。
世界がアメリカに対して憎悪の拡大再生産されるであろうことは予測できることだ。
ならば、私は「憎悪の拡大再生産は人類の未来に災いを齎す」だけのものとして、激しく否定すべきものと規定する。
戦国時代を終わらせた徳川家康は、戦国時代に無限に広がった憎悪と殺伐とした慣習を、圧倒的軍事力による強権によって封印した。このことを評価できるかどうかだ、もっともブッシュJrは徳川家康の徳とか器と比べるべきも無い小物であると私は思っている。むしろ、非難も多いだろうが、パウエルやブレアにその片鱗を感じるのは私だけであろうか?
最後にたこさん、貴方ほどの知的レベルなら憎悪の再生産に加担しないでほしい。お願いします。