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(回答先: Re: 寄生者はかなり先まで考えているようです。 投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 4 月 02 日 10:56:21)
「北朝鮮なんか攻撃する利益は米国にはなかろう」は、意見が分かれるところです。私見は、(北朝鮮に対して利権はなくても)「動機」はあるとしております。朝鮮半島のどこかにに爆弾を落とすという戦略は、政治的にはより抵抗が少ない選択肢でありながら、経済的には、日本と中国のカントリーリスク増大、通貨暴落等々、東京と北京を爆撃するのと同質の効果(利益)が得られます。その動機を告白したのが、例の「悪の枢軸」発言ではなかろうかと憶測しております。
もちろん、動機があっても、その現実性は別論です。国内向けには口あたりのよい「早期終結」を唱えて戦争を始めたアメリカですが、イラク処理も容易ではないでしょうし、アラブの親米かいらい政権が大量にツブれると、対応に忙殺されることになります。ここまでは、おそらく、戦争屋諸氏の動機と目的の範囲内でしょうが、もちろん、あっしら氏の論のように、アメリカ敗退もあり得ます。しかし、同時に、朝鮮半島の悪夢も妄想せざるを得ません(悪夢を解消する方法は、決して、忠犬内閣のようにアメリカを支持することではなく、アメリカにお引き取りいただくしかありません)。
私は、以上のように、アジアに手をつけるなら、とりあえず「朝鮮半島に爆弾」と考えておりますが、ここから先は、妄想が活躍すべき場面です。ドルの覇権を維持するのか、これを紙くずにして巨額の赤字を一気に始末するのか。イラクでの決定的な敗北がなければ、相当に近い将来、チンプの任期内にも何らかの方向性が見えるのではないかと思います。もうひとつ、超近視眼的ですが、バグダッド市内の物価にも注目しておりますが、情報がありません。イラク中央銀行券がまだ生きているのでしょうか?