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(回答先: フセイン政権は「民主主義」を語りイラク国民は「民主」を示している − bakaさんへ:フセイン氏はムスリム信仰者ではない − 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 31 日 05:30:19)
あっしらサン、格別のレスをありがとうございます。
以前の投稿のように、民主主義には矛盾が多いと思っています。
http://www.asyura.com/2003/dispute8/msg/1112.html
何処かで誰かが、ローマはギリシャから民主主義を學んで結局帝政に移行したことを指摘されていましたね。
>「アラブ社会主義を掲げるイラク支配政党であるバース党は、中東で民主主義を明言している少ない政治勢力です。
バース党支配のイラクは、イスラムを統治理論からできるだけ切り離そうとし、国民国家概念を強く打ち出し、女性の“国家社会”的活動を促し、経済の近代化も他より推し進めてきた国家です。」
御教示をありがとうございます。ただし、フセインはイスラムとの相剋に陥らない様に振舞うために、bakaのような誤解をするのかもしれません。少なくともバース党にとってはアラブ=イスラムではないということですね? この矛盾を衝けないところが米国の弱味でしょうか?
>「クウェートなど“金満支配者”国家は、パレスチナ人を労働者として受け入れたという側面が強いのですが、ヨルダン・レバノン・エジプト・シリア・イラクなどは、自国の犠牲を伴うかたちで受け入れています。』
アラブまたはイスラム世界の分断において、世界経済支配層は巧みであったということでしょうか?
>「考えてみればわかることですが、たとえ自爆攻撃を強いられたとしても、米英軍のすぐそばまで赴くわけですから、嫌なら投降すれば済むことです。」
少なくとも、フセインは自爆攻撃を禁止しないという点で冷酷だと思います。
>「「イラク侵略戦争」で米英侵略軍が苦戦しているのは、イラク国民がフセイン政権やイラク国家のために戦うのではなく、自分たちの共同体(生活の場)を侵そうとする敵対者を排撃するという「民主」の構えで戦っているからだと思っています。」
米国に支援を求めるほど、イラク国民にとってフセインが脅威ではないということは認めます。
>「「言論の自由」こそ悪魔崇拝者の所業だと思っています」
その理由について御教示頂ければ幸いです。
>「具体的な問題でどのような説明をし、実際にどのような行動をしているかで選択します。
別に、自由な意見表明を禁止しろとか抑制しろといっているわけではありません。」
bakaより賢明な御判断であることを認めます。
>「フセイン氏は、それだけで偶像崇拝を徹底的に忌避するイスラムに照らせば不信心者です。」
bakaには思い到りませんでした。国中にフセインの看板が存在するのに、国民の反感を買わないのは、イスラム教徒たるイラク国民の矛盾と思います。それだけ、近代化されているのでしょうね。
>「だから、フセイン政権がアルカイダと手を結ぶことはないのです。」
論理としては正しいと思いますが、本当にアルカイダ=イスラム原理主義なのでしょうか?
>「敬虔なムスリムには、「石油資源を捨てて、ベドウィンの昔ながらの生活に戻るがよい」に近い考えを持っている人がけっこういるようです。
「なまじ石油資源があるから、現在のような悲劇が生まれている」と...」
それなら、米国人よりもアラブ人に親しみを感じるのですが、聖戦という考えには抵抗があります。そもそもコーランに自爆攻撃を肯定するような記述はあるのでしょうか?