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フランクス中央軍司令官がほどなく「解任」される“予感” − ラムズフェルド一派の「責任逃れ&戦争続行」策謀 −
http://www.asyura.com/0304/dispute9/msg/509.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 29 日 17:14:13:


日本時間の今日明け方(3時過ぎ)に行われたラムズフェルド国防長官とマイヤーズ統合参謀本部議長の記者会見を見聞きして、アフガニスタンに続き「イラク侵略戦争」でも司令官を務めているフランクス氏の“余命”がなくなりつつあると予感した。

それは、記者会見でラムズフェルド国防長官が、今回の作戦を計画した中心者としてフランクス中央軍司令官の名前を上げ、軍幹部がこぞってその作戦のすばらしさを称揚したと発言したからである。

イラク占領支配という戦争目的(戦略)で敗北し、戦闘局面でも惨めな状況に陥っている今回の「イラク侵略戦争」の作戦計画は、制服組が提起した大規模派兵計画をラムズフェルド国防長官が却下して、現在のかたちにもっていったことは知られている。

そのラムズフェルド国防長官が、作戦計画を立案したのはフランクス司令官を頂点とした制服組であり、制服組幹部たちもそれをすばらしいと評価したと説明したのである。

笑えたのは、マイヤーズ統合参謀本部議長までもが、ラムズフェルド国防長官の物言いをなぞる発言をしたことである。

大統領が形式的に最高責任者であるが、今回の「イラク侵略戦争」作戦の実質的な最高責任者コンビ(文官&武官)が、こぞって自分たちの責任を棚上げし、戦域司令官以下の責任にすり替えようとしている。


現在のところは、作戦の戦略的失敗問題どころか戦況の酷さにもそこそこ蓋ができているが、それがいつまでも通用するわけではない。少しずつ漏れ伝わってくる情報を組み立て直して、全体を説明する解説が行われるようになる。


米国権力機構は、日本のそれとは違って、表に出てしまった責任は追及される。

明け方のラムズフェルド国防長官とマイヤーズ統合参謀本部議長の記者会見は、責任をフランスク司令官に押し付けることで自分たちは責任を逃れ、勝利できない戦争を継続する正当性を手に入れるための予備作業だと直観した。

最高司令官でブッシュ大統領が解任すべきは、責任をひとに転嫁して生き残りを図ろうとしているラムズフェルド国防長官とマイヤーズ統合参謀本部議長の二人である。

傲慢で愚昧なだけではなく責任さえもとれない二人を戦争遂行の頂点においたままであれば、イラク国民に対する虐殺と破壊さらにエスカレートし、英米侵略軍側の犠牲者をさらに積み上げることになる。

フランクス司令官も重大な責任を負っているが、それ以上の責任を負っているのがラムズフェルド国防長官とマイヤーズ統合参謀本部議長の二人である。

ブッシュ大統領が生け贄になる道から逃れるためには、フランクス司令官の「解任」策動という機会を、ラムズフェルド国防長官・マイヤーズ統合参謀本部議長の二人も同時に「解任」する絶好機とする他に方策はないだろう。


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