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そもそも英米のイラク攻撃を日本が支持することが、本当に北朝鮮問題の解決
に有効なのだろうか。北朝鮮の大量破壊兵器に対する国際的査察やその撤廃は、
「国連中心」で「アメリカ以外の諸大国を含む国際社会全体の協力」の下で行わ
れる方が、日本にとっても関連周辺諸国にとってもずっと現実的でよい結果をも
たらすはずである。
それとも、最初から日本政府はアメリカ軍による北朝鮮攻撃・占領・強制体制
変更によって北朝鮮問題を解決すると決めつけて外交を行っているのだろうか。
戦争の有無や、戦争によって周辺諸国が引き受けなければならない大量の北朝
鮮人難民・国民や、戦争と米軍の長期間の駐留のために日本が支払わなければな
らない莫大な費用のことを考えれば、できるだけこの問題は「軟着陸」させたほ
うが良いに決まっているのに。
北朝鮮問題には日本だけが強く関わっているわけではないのだから、本来当然
「国際社会全体の協力」の下で対応し解決するのが当たり前なのである。それを
まるでこの問題が日米関係だけで解決されることであるように話を捻じ曲げ、国
際的に孤立しているアメリカを支持するというのは、やっていることがアベコベ
である可能性すら高い。
要するに、今の日本の指導者たちは「今の日本は自分で自分も守れない国家な
のだからアメリカに従属するしかない」という論理を用いることによって、日本
と日本人を未来永劫アメリカ支配層に兵役もする収奪用家畜として売り渡そうと
しているのではないか。
自分の安楽な生活や富のために、他人に脅されて人殺しの手伝いをするような
最低限の人間の尊厳も捨てたような国民に立派な未来が待っているとは到底思え
ない。今世界は英米が国家主権より上の超国家権力を勝手に作ろうとする試みに
自国と自国民の未来のために反対しているであって、それを後押しする日本は人
類の敵であるみっともない奴隷なのである。どうしてイラクを軽蔑できよう。