現在地 HOME > 掲示板 > 議論9 > 1025.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 陰謀説はつくり出したらきりがない 投稿者 HINO 日時 2003 年 4 月 17 日 14:57:48)
陰謀説というのは「まず世界観ありき」ですね。
どんなことでもその世界観で解釈しちゃう立場。
じゃ、非・陰謀説(ってのがあるとして)はどんなもんかというと、とりあえずそういう世界観を<極力>排除して(世界観なしに世界を観ることは不可能なので)、入手した事実(と思われる情報)だけで、どう解釈するのが最も妥当性が高いかと考える立場だと思います。
僕らが知ってるイラク戦争というのは、新聞、テレビ、ネットを通した「情報としてのイラク戦争」です。自分の肉眼で確認しているわけではないので「報道は全部フェイクでした」という可能性だって否定できないわけです(極論ですが)。
たとえば「サハフさんが自殺した」というニュースだって、それを立証できるだけの情報は一切ないわけですから、怪しいといえば怪しい話です。
結局、できることは、それらの情報相互の整合性を検証してどう解釈すれば辻褄があうか、でしかありません。その時に安易にフリーメイソンだのイルミナティだの持ち出しちゃうと、陰謀説に見えちゃうと思います。
これって学問的にはテキストクリティーク(作家がどういう病気にかかってたかとか時代がどうだったなどの背景とは無関係に、テキスト内部の論旨の整合性だけでテキストの意味を取り出す方法)に近いと思うのですが、どなたかそっちの専門家はいらっしゃいませんか。
なんだかとりとめなくなってしまいましたが、一読者としてよりよい議論を願って、ということでご容赦くださいませ。