【イスラマバード支局】AFP通信などによると、アフガニスタン暫定行政機構のアブドル・ラフマン航空相が14日、カブール国際空港で、イスラム巡礼者の群衆に殴り殺された。
巡礼者たちはサウジアラビアのイスラム教の聖地メッカ巡礼のため、空港で待機していたが、飛行機が予定より1日以上遅れても出発しないことに不満を募らせていた。
そこにニューデリーに向かう航空相らが到着。巡礼者たちの間で、搭乗予定の飛行機が航空相に利用され、メッカ行きがさらに遅れるとのうわさが広まり、不満が爆発したらしい。航空相が騒いでいた群衆を鎮めようとしたところ、数百人に襲われたとの情報もある。
アフガンでは今年、メッカ巡礼を目指し、査証(ビザ)を取ろうとしているイスラム教徒が約1万5000人いるという。(毎日新聞)
[2月15日11時1分更新]