(回答先: <米紙記者誘拐>主犯格の容疑者が「記者は死亡」と証言(毎日新聞) 投稿者 えーてる 日時 2002 年 2 月 14 日 18:56:31)
【イスラマバード春日孝之】パキスタンの反テロリズム法廷が14日、南部カラチで開かれ、米紙ウォールストリート・ジャーナルのダニエル・パール記者(38)誘拐容疑で逮捕されたパキスタン系英国人、シェイク・オマル被告(29)が出廷した。犯行を認めたうえで、「私が理解する限り、記者は死んでいる」と述べた。
パキスタン警察当局は12日、東部ラホールで自首した被告を逮捕。被告が「記者は無事だ」と供述していると発表した。しかし、オマル被告は法廷で「私は5日に自首して以来、警察に拘束されていた」と証言した。
訪米中のムシャラフ・パキスタン大統領は13日、ブッシュ米大統領との会談で、パール記者は生存している可能性が高いと述べている。
オマル被告はまた、誘拐の動機に関し、「パキスタンは米国に迎合すべきでない」と述べた。
被告は米国がテロ組織に指定するパキスタンのイスラム武装組織「ジャイシ・モハマド」の幹部で、ウサマ・ビンラディン氏の組織「アルカイダ」とも関連がある。インド政府は、オマル被告が、昨年9月の米同時多発テロの犯行グループへの送金に関与してたと非難している。
これに対し、パキスタン政府は、オマル被告の携帯電話にインド政府高官との通話記録が残っており、以前、インドの刑務所に留置されていたことから、インドの誘拐事件関与を指摘。インドは「事実無根」と反発している。(毎日新聞)
[2月14日19時44分更新]