【北京14日共同】
朝鮮中央放送によると、北朝鮮の軍ナンバー2である趙明禄・軍総政治局長は十四日未明、同国北部の白頭山で開かれた金正日総書記に忠誠を誓う大会で演説し「米帝国主義はわが国に対する侵略企図をあらわにし、情勢を戦争の瀬戸際に追い込んでいる」と指摘。その上で「全面戦争には全面戦争でこたえるというわが革命武力の立場にいささかも変わりはない」と強調した。
趙局長は「万一、米帝侵略者たちがわが祖国の尊厳と自主権を少しでも損なった場合は、容赦なく無慈悲な懲罰を加える」と強調した。
また、趙局長は「絶対不変の信念と意志で金正日同志を決死擁護する」と金総書記への忠誠を訴えた。
この大会は金総書記の六十歳誕生日を十六日に迎えるのに当たり、総書記の生誕の地とされる白頭山密営で開かれ、洪成南首相ら国家・党幹部が出席した。