(回答先: 仏首相、米国に反テロ戦争への取り組みで一国主義に陥らないよう警告[パリ8日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 2 月 09 日 12:11:22)
フランス「F2ニュース」を見ていると、7月に実施される大統領選でジョスパン首相を大統領にするためのキャンペーンが始まったようです。
具体的には、7年前にシラクパリ市長(当時)も絡んでいた低所得者向け低家賃住宅建設贈収賄事件の容疑者となり、海外逃亡していた人物(元県会議長のシューレ氏)が逃亡先のドミニカ共和国から帰国しました。
この人物を使って、メディアが反シラクキャンペーンを展開するようです。
最終的なシラク追い落としの鍵は、シラク票を削ぎ落とす少し有力な保守系候補の出現になるでしょう。
フランスが社会党のジョスパンになれば、ドイツ・英国とともに主要EU加盟国が“中道左派”政権になります。
第5共和制のフランス大統領は、外交と軍事に限定された権力機関ですが、元首という象徴的な意味で大きな存在です。
ジョスパン首相が記事のような内容で外交問題を公言したということは、“越権”とも言えるもので、既に大統領になった気なのかも知れません。
それらの次に控えるイタリアとスペインというローマカソリックの影響が強い国家が、“右派”政権という構図ですね。