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(回答先: 伊サボイ王家に帰国許可を 半世紀ぶり憲法改正へ 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 2 月 04 日 19:37:13)
02/06 11:54 半世紀ぶり旧王家帰国に道 伊上院が圧倒的多数で支 外信48
【ローマ5日共同】第二次大戦後、国外追放されたイタリア旧王
家サボイ家の男子継承者の帰国を禁じた憲法条項を改正する上院採
決が五日行われ、総議席の三分の二を超える賛成二三五、反対一九
、棄権一五の圧倒的多数で改正を支持した。
憲法改正には上、下両院で各二回の採決が必要。改正承認は早く
とも七月以降の見通しだが、半世紀ぶりに旧王家の帰国に向けての
重要な道筋が開けた。
サボイ家は十七世紀に栄えた北イタリア・トリノの名家。一八六
一年のイタリア統一後の王国を支配したが、ムソリーニのファシズ
ム台頭を許したとして一九四六年、王制廃止が国民投票で決定。共
和国の下で誕生した憲法は、王制復活を阻止するためサボイ家の男
子入国を禁止している。
追放された最後の国王ウンベルト二世(一九八三年死去)の息子
ビットリオ・エマヌエレ氏(64)=スイス在住=は五日、上院の
採決を歓迎する声明を発表した。
イタリアは入国禁止を定めた憲法一三条暫定条項を何度も改正し
ようとしてきたが、左派政党の反対で実現しなかった。しかし、今
回は両院で過半数を占めるベルルスコーニ右派政権が、人道上の理
由と欧州統合の流れの中で改正を支持、左翼民主党など野党の中道
左派も支持に回った。再建共産党など一部は反対、北部同盟は棄権
した。
(了) 020206 1153
[2002-02-06-11:54]