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ハッカニ司令官:ハッカニ司令官:
生存し、暫定政権打倒に奔走 パ地元紙報道
【イスラマバード春日孝之】米軍のアフガニスタン爆撃により「死亡」が伝えられていたアフガニスタン・タリバン強硬派のジララディン・ハッカニ司令官が生存し、イラン亡命中のヘクマティアル元首相らとの間で、アフガン暫定政権の打倒に向けて連携していくことで合意したと、5日付のパキスタン地元紙ナワイワクトが報じた。
この連携には北部同盟の実力者ながら、暫定政権に参画しなかったサヤフ司令官も参加している。こうした反政府勢力結集の動きは、暫定政権のカルザイ議長(首相)も察知し、国内最大の不安定要因になると警戒しているという。
ハッカニ司令官は米軍が追跡中のウサマ・ビンラディン氏警護の最高責任者といわれた人物。約1カ月前、アフガン東部ホーストで負傷したが、米軍は先月、「ハッカニは死亡と報告」と発表していた。
しかし同紙によると、司令官は「外国勢力のアフガン干渉を排除し、イスラム原理主義に基づく新政権を樹立する」との目標を掲げ、反政府勢力の「大同団結」に向け奔走。ソ連侵攻に伴うアフガン戦争で最大武装勢力だったヘクマティアル派との連携にも成功した。同派はイランから続々と帰国しているという。
報道はまた、カルザイ議長がハッカニ司令官への「懐柔」の一環として昨年12月の暫定政権発足式典に司令官の兄弟を招待したが、こうした動きを阻止しようとした勢力が「テロリストがいる」と米軍に通報。カブールに向かっていた車列が爆撃され、兄弟ら65人が死亡したと伝えた。
ハッカニ司令官の消息について、パキスタン軍情報機関(ISI)筋は12月、毎日新聞に対し、生存を確認した上、パキスタンのアフガン戦略の中核を担う人物として極秘に接触を図ってきたことを明らかにしていた。
[毎日新聞1月5日] ( 2002-01-05-18:07 )
生存し、暫定政権打倒に奔走 パ地元紙報道
【イスラマバード春日孝之】米軍のアフガニスタン爆撃により「死亡」が伝えられていたアフガニスタン・タリバン強硬派のジララディン・ハッカニ司令官が生存し、イラン亡命中のヘクマティアル元首相らとの間で、アフガン暫定政権の打倒に向けて連携していくことで合意したと、5日付のパキスタン地元紙ナワイワクトが報じた。
この連携には北部同盟の実力者ながら、暫定政権に参画しなかったサヤフ司令官も参加している。こうした反政府勢力結集の動きは、暫定政権のカルザイ議長(首相)も察知し、国内最大の不安定要因になると警戒しているという。
ハッカニ司令官は米軍が追跡中のウサマ・ビンラディン氏警護の最高責任者といわれた人物。約1カ月前、アフガン東部ホーストで負傷したが、米軍は先月、「ハッカニは死亡と報告」と発表していた。
しかし同紙によると、司令官は「外国勢力のアフガン干渉を排除し、イスラム原理主義に基づく新政権を樹立する」との目標を掲げ、反政府勢力の「大同団結」に向け奔走。ソ連侵攻に伴うアフガン戦争で最大武装勢力だったヘクマティアル派との連携にも成功した。同派はイランから続々と帰国しているという。
報道はまた、カルザイ議長がハッカニ司令官への「懐柔」の一環として昨年12月の暫定政権発足式典に司令官の兄弟を招待したが、こうした動きを阻止しようとした勢力が「テロリストがいる」と米軍に通報。カブールに向かっていた車列が爆撃され、兄弟ら65人が死亡したと伝えた。
ハッカニ司令官の消息について、パキスタン軍情報機関(ISI)筋は12月、毎日新聞に対し、生存を確認した上、パキスタンのアフガン戦略の中核を担う人物として極秘に接触を図ってきたことを明らかにしていた。
[毎日新聞1月5日] ( 2002-01-05-18:07 )