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(回答先: フォーブス日本版2002年2月号〜ビンラデインの真の狙いはサウジ王室の転覆だ 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 1 月 13 日 22:58:23)
アメリカやイギリスの石油資本が中央アジアの油田地帯を占領しようとしているのは、今や自明の事だろうね。ロシアがその陰謀に呼応して動いてきた事も、自明なことだろうね。中国も日本も、同じ動きを取っているしね。この手の「大国」政治で問題なのは、大国の利益のために小国が犠牲にされている事だがね。それも文字通りの「いけにえ」だがね。
人口も資源も有り余っている大国が、人口も資源も少なくて困窮している小国を攻撃しているというのが問題なのでね。これを不義の戦争と言うがね。あからさまに不正義の戦争を仕掛けた事が、世界の大国を追い詰めることになっているようだがね。不正義の戦争をするよりは、代替エネルギーと核融合技術の研究を進めた方が賢明な選択だったのだがね。しかし、「大国」の「文明国」は研究より戦争を選んだという事でね。そして、選択の結末はこれら選択者自身の身にふりかかる事になるのだがね。
世界の資源を狙う大国の世界戦争戦略は、アメリカ主導のテロ撲滅戦争」戦略という流れで動いているね。「不義の戦争」である限りは、戦略などと言っても問題では無いがね。問題は、それが失敗しているという事なのでね。2001年11月のカブール「陥落」から12月のイラン恫喝に至る「文明国」軍総司令部(アメリカ軍)の動きを振り返ると、それも自明の事みたいでね。ドミノ理論を証明するような「失敗」をしながら、それを隠蔽してイラン攻撃に走る動きを見せているようでは、「文明国」軍の底は見えているのでね。「文明国」は、安い石油を争奪して「アフガン」という罠に陥ったという事でね。
中央アジア原油が搬出されないまでも、2001年にロシアのカルテル破りが実施された事で、原油価格の下落傾向が既定路線になりつつあるのだね。そして、原油価格が下落して困るのは、サウジアラビアを含む産油国なのだね。これは、一次産品の価格下落問題で、世界経済問題の基本問題の一つでもあるのでね。世界経済のもう一つの問題は、IMF=世銀=ガット(WTO)を中心にした高利貸経済システムでね。2001年には、それも問題になったのでね。
ところが、日本人には原油価格の問題も一次産品問題も理解していないのが多いらしいしね。原油価格を「石油価格」と称して何らかの議論ができると思う日本人が多いようでね。原油と石油の区別さえ出来ないのでは、世界の石油戦略を議論する事は出来ないだろうがねえ。
ビンラディン氏のカリスマ性は、議論の余地の無い所だろうね。彼の支持者であるアルカイーダも、「テロ集団」ではなくカルト集団だというのが通説だしね。ビンラディン氏がそれだけのカリスマ性や「資金力」をどこから手に入れたのかというと、それはアメリカ情報機関だとも建設事業だとも言うがね。彼がアフガン戦争の一方の雄である事は、否定できない事実だね。
そして、例のビンラディン氏激白ビデオの問題がまた浮上してくるみたいだね。サウジの聖職者らしい下半身麻痺の人物と旅客機激突を議論しているビデオだね。日本のテレビ番組は、元警察官が経営する「音響研」の話を垂れ流して、この激白ビデオがアフガンの地下シェルターで撮影されたという臆断程度の説を大衆に垂れ流していたみたいだね。しかし、旅行など不可能な下半身麻痺の人物が登場していることから、このビデオはサウジ内で撮影されたと見られるのだね。ビンラディン氏だという人物が「アフガン時間」発言をしている事も、サウジ撮影説の根拠になるみたいでね。
ビンラディン氏がサウジアラビアにいるという説は、アメリカでも出ているのだね。特に、彼がイスラムの聖地メッカやメディナに潜伏しているのではないかという説がね。そうなるとアメリカと衛星国軍が進める「テロ撲滅戦争」戦略は、本物の「イスラム攻撃」にならざるを得ないという説でね。サウジアラビアを攻撃するという、危険な選択も考えられるという説でね。
サウジ攻撃まで進まなくても、もともとアメリカとサウジの間では、情報機関が緊張関係にあると言われてきたね。アメリカでは、フロリダにある飛行学校が「テロ訓練」をしたという説とリンクされて、サウジの王子がフロリダを根拠地にしてコカイン密輸をしているという疑惑のリーク情報が流されているのだね。「フロリダ、サウジ、ビンラディン、アルカイーダ」という具合に灰色情報を流しているのだがね。
テロリストに飛行訓練をしたという証言で有名になったフロリダの飛行学校は、うさんくさいオーナーの履歴からしてCIAのダミー会社だという説が有力でね。ではサウジ王族のコカイン密輸疑惑は、どうなのかね。これも、うさんくさい「リーク」系情報に過ぎないというべきだね。灰色情報というね。
アメリカ情報機関は、サウジ政府は面従腹背の姿勢であるため、サウジを良く思っていないのは間違いがないね。イスラムの聖地を抱えているので、サウジにとってはそれでも精一杯のアメリカ協力なのだがね。そして、サウジ王室内は、政権を掌握している国王派と国王派の対米従属や腐敗政治に反発する王子一派の対立も問題になっている情況でね。2001年にサウジ内で起きた爆弾テロ事件でも、西側メディアではこの手の内紛との関係がささやかれる具合でね。もっともそれは、西側からサウジへの圧力でもあるのだがね。
ビンラディン氏の経歴はもともとアメリカCIAの諜報員であり、2001年にもCIAと病院で接触したという事実からして、ビンラディン氏がサウジアラビアにとって危険な存在であることは間違いがないようだね。アメリカ情報機関の手先としてね。サウジアラビア政府は、アメリカ情報機関がビンラディン氏を口実にしてサウジ政府の転覆やサウジ侵攻を計画するような事態を懸念しているのは間違いがないのでね。ビンラディン氏自身がサウジ王室を転覆するのでは無いのだね。
ビンラディン氏激白ビデオは、アフガン内で撮影されたものでは無いし、そうである必要は無いね。日本の元警察官の推理とは違い、ビデオがサウジ内で撮影された事は間違いがないのだね。そして、ビンラディン氏がサウジ内に潜伏していることはアメリカ軍にとっては好都合な事だね。それは、サウジに圧力をかけたり、いざとなったらサウジに攻撃をしたりする口実にできるのでね。
サウジのファハド国王政府としては、アメリカとの腐敗した関係を継続して行くしかないのだね。しかし、王子(どの王子かは別だがね)勢力はこの腐敗に反発せざるを得ないのだ。このように、もともとサウジには内紛が存在していたのだが、サウジ王族のコカイン密輸疑惑情報がアメリカからリークされたり、ビンラディン氏のサウジ潜伏などという情報までリークされたりしている情況になって来たのだね。サウジ内の反アメリカ勢力が邪魔になって来たということでもあるね。
そうなると、ビンラディン氏がサウジに潜伏しているというような「情報」が世界にリークされる時は、十中八九、反国王派の某王子がビンラディンを潜伏させていたなどともリークされるだろうね。反アメリカ勢力の一掃を狙うなら、アメリカ情報機関はそうするだろうね。そして、それがうまく行かなければ、アメリカ情報機関としてはサウジのファハド体制自体を転覆するしかないね。サウジ王国政府の反アメリカ勢力を脅威と感じているアメリカ情報機関が、この機会に「サウジ王室転覆」を狙う可能性があるのだね。