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1・11付『スポーツニッポン』24面は、「不審船から流出?北朝鮮製タバコ 強まる疑い・・・沈没海域付近で回収」という記事がメインになっている。
そのなかに、回収物に関する『コリア・レポート』辺 真一編集長の発言が紹介されているので転載する。
『決定的証拠にも
▼「コリア・レポート」辺 真一編集長 たばこが不審船からの漂流物と仮定すれば、どちらも決定的な証拠になるだろう。 「工作員らが身元を特定されるようなものを身につけているのか」という疑問があるが、彼らは捕まらないという前提で活動している。自爆して遺留品を残したのなら、彼らの油断の表れといえるだろう。』
>たばこが不審船からの漂流物と仮定すれば、どちらも決定的な証拠になるだろう。
引用者注:どちらもというのは、記事全体から“たばことお菓子袋”の二つと思われる。
しかし、辺編集長と同じように、たばこが不審船からの漂流物と仮定しても、メディアで報じられている情報範囲では“決定的な証拠”とは言えないだろう。
お菓子袋は、引き揚げられた遺体の救命胴衣から回収したようなので、不審船関連のものとみてもいいだろう。
当該『スポーツニッポン』24面の記事から二つの証拠品に関する記述を見ている。
● たばこ
『パーケージにハングルで「リョカタンベ」(フィルター付きのたばこの意味)や「デソンソンネたばこ工場」などと書かれていた。リョカンベは北朝鮮の特権階級しか吸えない高級品とされる。』
→そうですか、で、そのたばこは、中国などへの輸出や免税店での販売は行われていないのですか?その場合は、中国や日本の高級品たばこと同じような価格ゾーンで売られているのかな。まさか、そのたばこは、物価水準の違う中国人などにとって超お買い得ってことはないでしょうね。
● お菓子袋
『引き揚げた遺体の救命胴衣のポケットから見つかっていた菓子袋には、ハングルで「落花生砂糖」「朝鮮、平壌リョンソン工場』と記載があった。英語で「ピーナツキャンデー」と書いてあることもこれまでの調べで分かった。』
→他のメディアでは、英語で「ピーナツキャンデー」と書いてあることは触れていないみたいですね。まさか、輸出専用もしくは輸出もしているお菓子ってことはないのでしょうね。
このような疑問を一つ一つ明確にしていかなければ、二つの“証拠品”だって、北朝鮮人しか持っていないものとは言えないだろう。
北朝鮮は、日本のメディアが言うような“国際的に孤立した国家”ではなく、155ヶ国と外交関係を樹立している国際国家である。輸出もあれば、輸入もあり、とりわけ中国人なら、港に立ち寄って免税店などで物を買ってもなんら不思議ではない。