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01/07 21:30 効果上げる日中の捜査協力 密航捜査から覚せい剤へ 社会97
共同
日中間の捜査協力は近年、中国人密航あっせん組織「蛇頭」によ
る集団密航事件の捜査や帰国した容疑者の身柄拘束などで大きな効
果を上げている。
警察庁と中国公安部が情報交換を密にすると同時に、中国側は警
察庁の要請に応じて国内沿岸部での取り締まりを強化。集団密航は
一九九七年をピークに減少傾向に転じた。
昨年十月には、中国公安部辺防管理局の情報で、千葉県警と第三
管区海上保安本部が合同して、蛇頭による約百人の集団密航事件を
摘発するなど、両国の捜査協力は順調に進んでいる。
今回の覚せい剤取締法違反事件は、日中の捜査協力が覚せい剤事
件の捜査にも生かされる格好となった。
昨年一月から十一月までに刑法犯として摘発された来日外国人の
国籍では、中国が全体の45%と圧倒的に多い。
覚せい剤でも、二○○○年中に全国で一キロ以上を押収した密輸
入事件は、押収総量の39・5%が中国ルート。次いで朝鮮民主主
義人民共和国(北朝鮮)ルートが26・4%と多く、薬物捜査でも
中国公安当局との連携の強化が急務となっていた。
特に、両国とも外交関係上微妙な問題を抱えた北朝鮮が絡んだ事
件で日中間の捜査協力が成果を上げたとすれば今後に大きな意味が
ある。
(了) 020107 2130
[2002-01-07-21:30]