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(回答先: インドとパキスタン、首脳会談の実現は難航の見通し[カトマンズ/イスラマバード3日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 1 月 04 日 11:29:37)
【イスラマバード3日若松篤】
ネパールのカトマンズで四日から始まる南アジア地域協力連合(SAARC)首脳会議を前に、インドのバジパイ首相は三日、インド北部ウッタルプラデシュ州で会見し「越境テロが止まるまで対話は行わない」とし、パキスタンが求める対話再開を拒否した。SAARCの際に期待された両国の首脳会談の実現の可能性は薄くなった。
報道によると、バジパイ首相は強硬発言とともに「戦争は必要ない。外交で解決できる問題に他の手段(戦争)は必要ない。戦争回避のために全力を尽くす」とも語った。野党は外交努力を求めており、両国の緊張緩和に向け、対話機運はなお失われていない。
両国は、昨年十二月のインド国会議事堂襲撃事件を機に、カシミールの実効支配線の両側で軍を増強し、緊張の中、にらみあいを続けている。
インドはパキスタンに同事件の容疑者としてイスラム過激派二十人のリストを示して逮捕などを要求。軍事的緊張をてこに、カシミールでのテロ抑制のため一層の対応を迫っている格好だ。
両核保有国が緊張を高め、政治的思惑とメンツがからんで対話に進めない事態へ、周辺国などの懸念は強い。