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米紙ワシントン・タイムズ(電子版)は三十一日、米情報機関当局者の話として、インドとパキスタンが互いに戦争に備え、核や弾道ミサイルを動員した戦闘準備に着手したと報じた。
同紙によれば、米情報機関の報告は、インド側が早ければ今週中にも攻撃を開始する態勢を整える方針で、「(攻撃の)可能性がある日付」として一月三日か四日を挙げているという。
同紙によると、パキスタン軍は部隊の大規模移動や戦闘機の分散配備、核貯蔵庫からの核兵器移動などを行っているという。インドも対パキスタン国境近くに数千の部隊を新たに集結させたほか、航空機を国境付近の基地からより安全な場所に移動したとされる。
同当局者は、最も警戒すべき兆候は、両国が核搭載可能なミサイルを使用するための準備を進めていることだと指摘した。米情報機関が得た情報では、インドは、イスラマバードを射程に収める短距離ミサイル「プリトビ」の配備を行っている。パキスタンは「シャヒーン」と呼ばれる中国製のM11ミサイルをサルゴダ近くの基地から移動する準備を完了したという。(時事)