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(回答先: なぞ抱え不審船沈没 北朝鮮工作船の見方強まる〔朝日新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 23 日 23:06:46)
政府、不審船引き上げも検討 北朝鮮船の見方強める
国籍不明の不審船が海上保安庁の巡視船から射撃を受けた後、沈没した事件で、政府は23日、99年3月に能登半島沖で確認した朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)籍と見られる不審船と形状が似ていることなどから、北朝鮮の工作船との見方を強め、物証確保のため船体引き揚げも含めて検討に入った。小泉首相は今回の対応を「正当防衛」としたうえで、領海外での武器使用の基準などについて法的整備の検討を進める考えだ。
小泉首相は23日昼、今回の事件について記者団に「奇怪な行動だねえ。我が国の近海にこういう武装した不審船がうろちょろしているということは遺憾な状況だ」と述べた。そのうえで「やはり平時からこういう不審な行動をするグループ、人間がいることをよく考えて法的な面、現実の対応の両面から対応を考える必要がある」と語り、不審船に対応するため、法律や装備を見直す考えを表明した。
巡視船による射撃で、結果的に不審船が沈没したことについては「これは正当防衛でしょ。こういう点について、いろいろしっかり調査する必要がある」と述べ、一連の対応に問題がなかったか調べる考えを示した。
政府は今のところ、22日夜の巡視船の行動について「捕そくするために威嚇射撃や船体射撃をすることがありうるという報告は事前に(首相官邸に)来たので、『現場で判断しろ』と言った」(政府首脳)としており、海保の判断に法的問題はないという認識だ。
最大の焦点である不審船の国籍については、「99年に能登半島沖で確認された北朝鮮の不審船と形状が似ている」(政府首脳)との理由に加え、(1)沈没前に乗組員が救命胴衣を着て一斉に海に飛び込んだ(2)荒波だったのに不審船乗組員の射撃は正確だった(3)中国船はこれまで海上保安庁の停船命令に従ってきたことなどから、極めて特殊な訓練を受けた乗組員の可能性が高く、北朝鮮の工作船だったとの見方を強めている。
現場付近は大陸棚のため、水深100メートル前後と比較的浅いことから、船体の引き揚げを含めて不審船内を捜索をする方向で検討を進めている。(20:30)