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(回答先: Re: 中国人の船舶であれば“違法活動”用か 投稿者 あっしら 日時 2001 年 12 月 23 日 22:58:43)
海上保安庁の巡視船と銃撃戦になり沈没した不審船は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の船との見方が強まっている。そんな船が、そこでこの時期、いったい何をしていたのか。海保の射撃は法律上、妥当だったのか。政府の対応は。
「99年3月に能登半島沖で確認された不審船舶と同様である可能性が高いと判断した」
中谷元・防衛庁長官は22日午後6時の記者会見で防衛官僚が準備した書面を読み上げた。今回の不審船が北朝鮮の船の可能性を示唆した。判断の根拠として事前の無線傍受を示唆する防衛庁幹部もいる。
だとすると、何をしていたのか。
鹿児島南部から沖縄諸島にかけての東シナ海は、中国や台湾、朝鮮半島に近い。密輸や密入国の取引の舞台となるなど「海上犯罪の多発地域」として知られる。
中国の海洋事情に詳しい平松茂雄・杏林大教授は「90年代前半には中国・台湾と日本を結ぶ覚せい剤や銃器密売。その後も犯罪組織による密航者受け渡しの現場となってきた」という。
ただ、冬の東シナ海は厳しい荒海となる。「時期を考えると特別な事情があったに違いない」と平松教授は話す。
推測に過ぎないが、防衛庁や警察庁の担当者は「工作員の交代や覚せい剤の密輸などが考えられる」という。
宮崎沖では85年、不審船が巡視船の追跡を振り切ったことがある。98年には日本の暴力団が、東シナ海の公海上で、北朝鮮の工作船とみられる船から約300キロの覚せい剤を受け取っていた。
北朝鮮問題専門家の玉城素(もとい)・現代コリア研究所理事長は「北朝鮮の工作員には毎年末、党に越冬資金を納める習慣があり、覚せい剤などの洋上取引に来たとも考えられる」という。
99年3月、能登半島沖で北朝鮮のものとみられる不審船2隻が領海を侵犯。海保と海上自衛隊の艦艇が追跡したが、北北西、朝鮮半島の方向へ逃げた。
2隻とも100トンほどの大きさで、今回の不審船と特徴が似ている。
だが、99年の不審船と比べての相違もある。
海自の哨戒機P3Cが今回の不審船を見つけたとき、中国の経済水域に向けて西に進んでいた。なぜ、中国側へ向かおうとしたのか。
防衛庁と公安関係者の分析はこうだ。
日本で目的を終えた不審船が、偽装のために中国側に入り、そこから北上して朝鮮半島へ向かおうとしたのではないか。
今回の不審船はP3Cに発見されてから12時間余りで90キロしか移動していない。時速約4ノット(約7キロ)の計算だ。巡視船から逃げようとした時も最高で約15ノット(約28キロ)だった。
99年時の不審船は30ノットを超える高速で艦艇を振り切った。
22日正午。現場海域は北西約17メートルの風、うねり4メートルと報告された。「不審船は右前方から強い風と波を受け、しけの中を走った」と海事専門家は言う。いくら高速を出そうとしても、スクリューが空回りする状況だった。「高性能のエンジンを積んでも、逆風の中ではこれが精いっぱいだ」と、海自幹部もみる。(22:51)
★アフガンの特殊部隊活動支援を終えて活動横須賀に帰港途上だったUSSキティちゃんをエスコートしていたのでせう。だからこそ海保もあらっぽい手段を採ったのだと思います。