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(回答先: Re: 深夜の各局TVニュース 不審船国籍あいまいのまま正当防衛強調の報道 投稿者 あっしら 日時 2001 年 12 月 23 日 02:34:38)
政府、不審船事件に強い方針で臨む
東シナ海の国籍不明の不審船事件で、政府は首相官邸に情報を集めるとともに、捕そくに向けて強い方針で臨んだ。不審船の沈没という結果についても「法に基づいた正当な行為であり、問題はない」としている。99年3月、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の不審船事件では不審船を取り逃がして批判を浴びただけに、その轍(てつ)を踏まないようにとの判断が働いたといえる。
首相官邸が本格的に動き始めたのは午前11時ごろだった。杉田和博内閣危機管理監、大森敬治官房副長官補が相次いで官邸別館の危機管理センターに入り、関係機関から情報を集めた。
地元の山口県にいた安倍晋三官房副長官は午前10時すぎに第一報を聞いた。昼すぎには威嚇射撃の事前通報を受け、北朝鮮の不審船の可能性もあると判断。急きょ予定を1日繰り上げて帰京し、午後4時半すぎに首相官邸に飛び込んだ。
「(船の速度は)遅いらしいし、今度は逃げられることはないんじゃないか」。安倍副長官は99年の不審船事件と比べながら、記者団にこう語り、捕そくに自信を見せた。
隣の公邸で不審船の動きについて逐一報告を受けていた小泉首相は「万全を尽くしてほしい」と安倍副長官に指示。自民党本部に報告で訪れた安倍副長官に対して、防衛族幹部でもある山崎拓幹事長は「悪い前例を作ってはいけない。必ず捕そくしろ」と要請した。
政府は「中国の密航船にほぼ間違いない」との情報を受けて、外務省は非公式に中国政府に不審船について照会。一方、陸上での治安出動に準じた「海上警備行動」の発令の対象ではないとの見方だったが、万一の場合に備えて海上自衛隊が「威嚇の目的」(首相周辺)でイージス護衛艦を現場に向かわせるなど、万全の態勢をとった。
99年のときは、不審船が海上保安庁の威嚇射撃や、海上自衛隊の警告射撃などを振り切って逃走した。政府は今年秋の臨時国会で、船体射撃をして相手に危害を加えても違法とならない条件を広げるため、海上保安庁法と自衛隊法を改正。不審船を見つけた場合、強硬な対応も取れるよう態勢づくりを進めていた。(23:29)