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(回答先: 「非常に憂慮」と反対 慎重な対応求める中国 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 14 日 17:27:42)
12/13 19:40 中国のミサイル開発加速も アジア不安定化の恐れ 外信101
【ワシントン13日共同】ブッシュ米政権が弾道弾迎撃ミサイル
(ABM)制限条約から脱退することで、米国は戦略核を柱とする
世界最強の「矛」に加え、ミサイル防衛という大きな「盾」を併せ
持てるようになり、米国の一国覇権を強く警戒する中国が大陸間弾
道ミサイル(ICBM)など軍備の増強を加速させる懸念が強まっ
てきた。特にアジア地域を不安定化させる恐れがあり、日本にも影
響を及ぼすのは必至だ。
今後、同条約の廃棄後をにらみ、米ロ間で新たにどのような戦略
核の大幅削減をめぐる文書が合意されるか不透明だ。戦略核の削減
に限れば、脅威の減少で国際的にもプラスだ。しかし米国が自らの
裁量で戦略核をいつでも増やせるような内容では、自国の核抑止力
を維持したいロシアが反発するのは必至で、欧州諸国の警戒感も強
まりそうだ。
中国は「米国だけが自由に戦略核の数を増やせない米ロ合意を望
んでいる」(米外交筋)とみられる。
とはいえ、中国はABM制限条約の廃棄を肯定的に受け止めてい
ない。二○○四年の初期配備が計画されているミサイル防衛は、約
二十基のICBMを保有する中国の対米軍事力を無力化しかねない
。
ブッシュ政権は「中国はミサイル防衛とは無関係に軍拡路線を歩
む」(国防総省高官)とみているが、日本では「ミサイル防衛は中
国の軍事力を相対的に低下させ、軍備増強を加速させる」(日米外
交筋)との見方も少なくない。中国が米国への反発と警戒を強めて
軍備を増強すれば、台湾や朝鮮半島情勢にも影響を及ぼす。アジア
の不安定化を招かないよう米国、中国双方に対する日本の外交努力
が重要性を増してくる。
(了) 011213 1939
[2001-12-13-19:40]