投稿者 あっしら 日時 2001 年 12 月 08 日 14:38:35:
駅スタンドで「日刊ゲンダイ」・「夕刊フジ」の販促ビラはともに「オマル拘束」の赤文字が踊っていた。
オンライン新聞で探すと以下の二つがあった。
内容的には、「拘束」というより「保護」といったほうがふさわしいものです。
読売新聞は、“逮捕”と思いたいみたですけどね。
オマルさんは、信頼できるところにいるほうがいいでしょう。
快適に外を逃げ回るのはたいへんだし、うかつなところだと、アメリカに札束でひっぱたかれた“山賊”に殺されかねないから。
駅スタンドのビラを見たときは、カイザル氏が気を利かせて、警護できる場所にかくまったと思ったくらいです。
不信心者でアホな欧米のメディアや政権担当者には、アフガニスタンを理解することが出来ないでしょう。
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オマール師、カンダハル近くで拘束か 英紙報道[朝日新聞]
8日付の英紙タイムズは、アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバーンの最高指導者オマール師が、7日陥落した本拠地カンダハルに近い安全な場所で捕らえられていると報じた。親タリバーンの軍司令官の下で、「友好的な環境」に置かれているという。(時事)
(10:33)
[読売新聞]
カンダハル近郊でオマル師拘束の情報、英紙報道
アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンの本拠地カンダハル放棄を受け、米軍事作戦の当面の焦点は、同時テロ首謀者とされるウサマ・ビンラーディンに次ぐ「作戦標的」であるタリバン最高指導者ムハンマド・オマル師の捕そくとなったが、英有力紙「タイムズ」は8日、同師がカンダハル近郊で地元有力者に捕らえられたとの情報を伝えた。一方、米当局は、数日内の拘束に自信を見せているという。
【ロンドン8日=土生修一】8日付の英紙「タイムズ」早版は、1面トップで、タリバンのオマル師が7日夜、カンダハル近郊で地元の有力者によって捕らえられたと報じた。
同紙は、捕らえられた時の状況など詳細は報じていないが、この有力者はタリバンに同情的といわれており、オマル師は「友好的な環境」で身柄を拘束されているという。また、同紙によると、グラガ・シャラザイ元カンダハル州知事のスポークスマンは、今後のオマル師の処遇について「8日朝開かれる会議で決定される」と話している。
【ワシントン7日=林路郎】カード米大統領首席補佐官は7日、アフガニスタン・カンダハルを放棄したタリバンのオマル師が姿を消したとされる点について、「カンダハル市内にとどまっていると我々は確信している」と述べた。ABCテレビが7日伝えたところでは、米情報機関は、米軍または米軍と協力する反タリバン勢力によるオマル師拘束が数日内にも実現すると楽観視している。
オマル師の行方については、タリバンと投降交渉にあたったアフガン暫定行政機構議長に決まったハミド・カルザイ氏が「行方不明になった」と述べた。米中央軍司令官は7日の会見で、オマル師の正確な居所は不明としながらも、「カンダハルから逃亡したとの情報もない」と語った。米政府高官は「カルザイ氏は米国の要求をよく知っている」と強調。オマル師の所在地を確認し次第、何らかの形でオマル師を処罰するか米国へ引き渡すようカルザイ氏らに圧力をかけている。