投稿者 霊止 日時 2001 年 12 月 05 日 23:25:00:
(回答先: Re: レスいただけるんじゃないかと 投稿者 ザワヒリ博士 日時 2001 年 12 月 05 日 11:43:48)
日本の近代にも、奇兵隊が幕府軍2000人強を僅か70人あまりで破ったといわれている過去があります。
歴史を変えたゲリラたちと言ってもいいのでしょう。
もちろん時の日本人全体が奇兵隊をサポートしていたわけではありません。また彼らの時代でも、高杉亡き後充分な恩賞が与えられなかったことはおろか、無残にも虐げられ、多くが処刑されたりさえしたものです。
しかし、今日彼らをテロリスト扱いしたり非難したりする人(少なくともメジャーな社説などで)は殆どいませんね。これには「勝てば官軍」などという表層的で風見鶏的な言葉以上の理由があると思っていますが、まあ建国や独立などにあたっては世界中のどこに行っても同様の民間出のゲリラによる武勇伝やクーデターなどの話が散らばっているように思います。
虐げられた立場からゲリラになったり一揆を起こしたり、革命を起こしたりすることで、社会を変える原動力(多くは民主的な社会になったり、進歩に導いてきたという歴史を教わった私にとって、そういう人々を十把一絡げで「テロリスト」と呼ぶようになっているような現在の状況が、どうしても奇異に感じられてなりません。