投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 04 日 11:28:45:
【カイロ小倉孝保】
イスラエル軍がパレスチナ自治区へ本格攻撃したことについて、アラブ・イスラム諸国からは3日、国際社会が暴力停止のためにただちに行動に出るべきとの声が相次いだ。
ムバラク・エジプト大統領とアブドラ・ヨルダン国王は3日、カイロで会談した。シャリフ・エジプト情報相は会談後、「両指導者は和平への努力を台無しにし、罪のない人々を傷つけるあらゆる暴力を非難した」と述べ、両者がイスラエル、パレスチナ双方の暴力を批判したことを明らかにした。
また、情報相によると、両指導者は現在の危機を回避し事態の悪化を防ぐために米国が影響力を行使することが必要との認識で一致したという。
また、アラブ連盟のムーサ事務局長(前エジプト外相)はイスラエルの攻撃を憂慮し、「暴力の連鎖を断ち切るため政治がただちに指導力を発揮しなければならない」と語った。
一方、イランは同日、外務省のアセフィ報道官がイスラエルの攻撃を「テロ行為である」と厳しく批判し、「イスラエルにテロを止めさせるため、国際社会が行動に出るべきだ」と述べた。
[毎日新聞12月4日] ( 2001-12-04-09:51 )