投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 01 日 19:14:26:
(回答先: 核テロ防護強化策を提出 違法取引根絶へ協力要請 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 12 月 01 日 19:13:54)
11/30 19:00 国際的核管理が始動へ 旧ソ連諸国からの流出懸念 外信66
【ウィーン30日共同】国際原子力機関(IAEA)が今回「核
テロ防護プログラム」を打ち出したことで、これまで必要性が叫ば
れながら、各国の主権問題などが絡んで遅々として進まなかった国
際的な核管理問題がようやく具体化に向けて動き出すことになった
。
現在、米国などが最も懸念しているのが旧ソ連諸国の核管理状況
。旧ソ連時代の核解体後の核物質の半数以上が不十分な管理下にあ
るという。対テロ戦争を宣言した米国にとって、これらの国から核
物質が流出、テロ組織アルカイダやテロ支援国家に渡るのは最悪の
シナリオ。プログラムの狙いはIAEAを中心として何とか国際的
な管理の網を掛けることにある。
専門家は、アルカイダなどのテログループが「(違法取引で入手
した)放射性物質を持っている可能性は高い」と指摘している。プ
ログラムが比較的緩やかな管理下にあった(研究用などの)放射性
物質の厳重な取り扱いを各国に求めたのは、こうしたことが背景に
あるとみられる。
また、核テロが起きた場合の国際的な対応チーム創設を提案した
ことは「もはや核テロはフィクションではなく、現実に起こり得る
出来事」(外交筋)であることを示したといえる。
(了) 011130 1900
[2001-11-30-19:00]