投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 30 日 20:28:03:
(回答先: 引き渡すなら信仰捨てる オマル師は「高潔」と側近 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 30 日 20:20:36)
11/30 16:24 ビンラディン氏の金に依存 タリバン幹部が初証言 外信64
【ワシントン30日共同】「ウサマ・ビンラディン氏はいつも現
金を持ち歩き、一度に五万ドル、十万ドルとばらまいていた。彼以
上に権力を持つ者はだれもいなかった」―。投降したアフガニスタ
ンのタリバン政権高官は三十日付の米紙ワシントン・ポストとのイ
ンタビューで、なぞに包まれていた最近の同政権の内幕を初めて生
々しく語った。
タリバン政権の内務次官だったモハメド・ハクサル氏がカブール
の自宅でインタビューに応じた。同氏は最高指導者オマル師とも非
常に近い関係にあったが、十一月に入って北部同盟側に投降したと
いう。
ハクサル氏によると、九月十一日の米中枢同時テロについて、オ
マル師らタリバン幹部はビンラディン氏やテロ組織のアルカイダか
ら事前に何も知らされていなかった。しかし、ハクサル氏自身は、
テロがアルカイダによって行われたことを確信したという。
テロの翌日、タリバン幹部はカブールの宮殿に集まって対策を協
議。ビンラディン氏の引き渡しに応じないことを決めた。
ハクサル氏は、三月のバーミヤン石仏の爆破について、アルカイ
ダが強く唆した、と述べた。
ハクサル氏はタリバン生え抜きの幹部だったが、ビンラディン氏
らの外国人勢力が権力を握り始めたことに不満を抱き、一九九九年
から北部同盟のマスード将軍(九月にテロで死亡)や米国の情報当
局に情報を流すようになったという。
ハクサル氏は「アルカイダはタリバンにとって大切な存在だった
。大金を持っていたからだ」と指摘。ビンラディン氏が頻繁にタリ
バン幹部に現金や車などをプレゼントし、タリバン側もそれに大き
く依存していた、と証言した。
(了) 011130 1623
[2001-11-30-16:24]