投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 29 日 21:07:39:
回答先: 誤爆批判避ける北部同盟 米との関係維持で思惑 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 29 日 21:05:43:
10/29 17:07 決め手欠き戦線こう着 アフガン北部の要衝 外信58
【アイハヌン(アフガニスタン北部)29日共同=太田清】迫撃
砲の音が響く塹壕(ざんごう)の中で、兵士らが何げない顔で昼食
の準備を続けていた。アフガニスタン北部、タジキスタンとの国境
のアイハヌン村。タリバン軍と反タリバン勢力「北部同盟」はコク
チャ川を挟んで対峙(たいじ)し、四年以上も一進一退の攻防を続
けている。
北部同盟による攻勢の報道や、米軍の空爆などにかかわらず、同
村での両者の戦闘が近い将来に終結する見通しはたっていない。
「ズドーン」と大きな音が響く。丘陵の頂上に陣取った北部同盟
の陣地から川向こうのタリバン側に発射された迫撃砲の音だ。緊迫
した状況に思えるが、兵士にとっては日常生活の一部といった様子
だ。
北部同盟のアブドル・アジズ司令官は「戦局は変わった。パキス
タンからの弾薬などの補給路を断たれたタリバンが崩壊するのは間
もなくだ」と強調する。
だが、いつ川向こうのタリバン陣地を占拠できるのかについては
「自軍が空爆の被害を受ける恐れがあるため、米軍の空爆中は攻撃
しない」と言うだけだ。
空からは航空機の音が聞こえる。北部同盟の兵士は「米軍はつい
一時間半前に、初めて川向こうのタリバン陣地を空爆した」と言う
。
アイハヌン村がタリバンの手に落ちれば、後背地の広い平野部が
攻撃の危機にさらされる。北部同盟にとっては戦略上の要衝だ。
三週間前に、タリバン側が渡河の動きを見せたが、北部同盟の攻
撃で退却した。双方が決定的な攻撃力を欠く中、米軍がいかに戦果
を誇ろうとも「アイハヌンでの戦闘長期化は避けられない」(ロシ
ア紙記者)との見方が圧倒的だ。
(了) 011029 1706
[2001-10-29-17:07]