投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 13 日 20:36:58:
回答先: 北部同盟の躍進で窮地に 反発するムシャラフ政権 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 13 日 20:35:29:
11/13 16:28 報復恐れ難民激増か 警戒強めるパキスタン 外信106
【ペシャワル(パキスタン北部)13日共同】アフガニスタンの
反タリバン勢力「北部同盟」のカブール制圧で、タリバン政権の主
体で国内多数派のパシュトゥン人住民の間に報復への不安が増して
おり、周辺国に逃れる難民は今後激増する恐れがある。国連はアフ
ガンでの戦闘で最大百万人の難民が発生する可能性を指摘しており
、隣国パキスタンは警戒を強めている。
パキスタンには一九七九年の旧ソ連軍によるアフガン侵攻以来、
既に二百万―三百万人の難民が流入、国境に近いペシャワルでは人
口の三分の一以上が難民だ。
難民の流入は保護費用の負担増、麻薬や武器、イスラム急進派活
動の流入をも意味する。このためパキスタン政府は、米国のアフガ
ン空爆開始後も新たな難民の受け入れを拒否。最近になって約三十
万人の一時保護に限り受け入れを表明した。
難民が周辺国に逃れる背景には、米国の空爆に加え、過去の内戦
で非パシュトゥン人勢力が各地で行った略奪や暴行への恐怖がある
。タリバン筋によると、アフガン北部のマザリシャリフやカブール
では非パシュトゥン系住民による略奪が始まっており、パシュトゥ
ン人の不安に拍車を掛けている。
またパキスタン政府の支配が及ばないパシュトゥン系の部族地域
を通って、難民に紛れたタリバン兵がパキスタン領内に流入を始め
ているとの情報もあり、政府は警戒を強めている。
(了) 011113 1628
[2001-11-13-16:28]