海自、米艦船に直接補給を検討

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投稿者 mainichi 日時 2001 年 10 月 28 日 21:48:09:

回答先: 自衛隊と米軍 共同機関設置へ 役割、権限を協議 投稿者 mainichi 日時 2001 年 10 月 28 日 21:39:23:

海自、米艦船に直接補給を検討


 テロ対策支援法案に基づく米軍への協力について、政府が検討している補給活動の内容に対して専門家から「武力行使との一体化」が強まったという指摘が出ている。アラビア海の洋上で海上自衛隊の補給艦から作戦行動中の米国艦船に直接、パイプラインで給油することなどが盛り込まれているためで、「一体化」との線引きがあいまいなままで支援活動が実施される可能性が高まっている。

 パイプラインによる洋上補給は、日本の補給艦と米国艦船を金属製のワイヤでつなぎ、そこにパイプを下げて、補給艦のタンクから水や燃料を、艦船のタンクに流し込む。作業は補給艦と艦船が同じ速度で並走しながら行われ、1時間前後かかるという。

 補給艦はインド洋にある英領ディエゴガルシア島から出発した場合、4日前後でアラビア海付近に到着する。同海に展開する空母などの米艦船群に1隻ずつ補給し、物資がなくなると同島に帰還。ピストン輸送を繰り返すとみられる。

 米国はアラビア海に展開する艦船群からアフガニスタンに向けてミサイルを発射するため、同海域を「戦闘地域」と指定している。一方、小泉純一郎首相や中谷元・防衛庁長官は、アラビア海は戦闘地域ではなく「後方」にあたり、艦船への支援は「一体化」ではないとの見解を示している。

 法案は、給油について、発進準備中の航空機に対しては行わないとしているが、艦船などについては言及していない。

 また、こうした「支援」のため、米国艦船と情報を同時に共有できる「データリンクシステム」を搭載した日本の護衛艦も同行する見通し。同システムは日本の護衛艦のほとんどに搭載され、イージス艦は「リンク16」、ミサイル護衛艦は「リンク11」と呼ばれるより高度なシステムを持つ。

 米陸海空の3軍は、戦闘地域一帯の空母や戦闘機、不審物の探知情報などを広範囲に共有できる「統合戦術情報配分システム」を持ち、「リンク16」や「リンク11」はこのシステムへのアクセスも可能とされている。


 軍事アナリスト、小川和久氏の話 燃料を軍艦に直接補給する行為は武力行使そのもので、これは世界的にも常識だ。護衛艦のデータリンクシステムも武力行使の一体化にほかならない。仮にミサイルが飛んできたことを日本のイージス艦が先に確認すれば、その情報は自動的に米軍に伝わり、米軍は迎撃する。これらを「一体でない」というのはまさに奇弁だ。現実を直視して、日本国憲法の未完成、解釈の未熟さを見直す機会にしてほしい。

 軍事評論家、江畑謙介氏の話 米国が戦闘地域に指定している場所で同国の艦艇に補給するのは、現行の周辺事態法の趣旨に照らせば違法となる行為だ。今回の新法案では、補給艦や護衛艦の派遣が「一体化」にあたるかどうかが論議になっているが、それ以前にまず政府が「一体化」の定義を明確にすべきだ。護衛艦についてはリンクシステムがあるのは事実だが、米国側が重大な情報を日本に与えるとは思えない。

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