投稿者 weeklypost 日時 2001 年 11 月 07 日 15:52:52:
回答先: 「戦力なき自衛隊」で世界の理解は得られるのか 投稿者 weeklypost 日時 2001 年 11 月 07 日 15:51:32:
自衛官の命の値段は警察・消防官より安い
本格的
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になるの
は“万が
一”の場
合の自衛
隊員の補
償問題
だ。
防衛庁
によれば、「現段階の規定では、公務によって死亡ま
たは障害の状態になった場合、本人または家族に最高
6000万円の賞じゅつ金が支払われます」(広報
課)というが、カンボジアのPKO派遣時は、当該庁
から支払われる賞じゅつ金に加え、最高1000万円
の総理大臣特別報奨金が予定されていた。
外務省幹部が明かす。
「実は今回は通常の賞じゅつ金と合わせ、最高1億円
程度を支払うといった案が出ていた。しかし、テロ特
措法で自衛隊は戦闘地域に行かないとしている以上、
特別扱いできない方針になった」
11月中には600名以上が派遣されると見られて
いるが、あくまで危険地域ではないという政府の体面
を保つため、“命の値段”が削られてしまったという
のである。
元海将補で軍事アナリストの川村純彦氏は、こう憤
る。
「テロには前線と後方の区別はなく、むしろ後方の方
が危ない。しかも、輸送や医療の支援とはいえ、米軍
の作戦の一環であり、米軍と自衛隊の区別もない。最
も弱いところからつくのがゲリラ戦の常套手段であ
り、自衛隊員は非常に危険といえます。ところが、も
ともと自衛隊の賞じゅつ金は、国内の警察官や消防官
に比べても低すぎるのです」
危険な職務で警察・消防官が殉職した場合、各都道
府県によって賞じゅつ金等に格差があるが、国からの
賞じゅつ金と合わせると、最高9000万円が支払わ
れることになっている。川村氏が続ける。
「せめて、もともとの賞じゅつ金の最高額を警察・消
防官並みに引き上げるか、カンボジアのように特別報
奨金を上乗せするという形にすべき。そうしなけれ
ば、隊員の士気は下がり、誇りをもって国の代表とし
て働くことはできません」
福田康夫官房長官は、新たな補償を「検討しなけれ
ばならない」と発言しているが、またもや“泥縄”で
ある。