投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 01 日 18:40:09:
回答先: キルギス経由で食糧援助へ 世界食糧計画(WFP) 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 11 月 01 日 18:28:09:
11/01 15:44 大規模空輸を米に要請 厳冬期控え北部同盟 米前線 外信76
【ワシントン1日共同=小片格也】アフガニスタンの反タリバン
勢力「北部同盟」が、北部マザリシャリフなどタリバン政権拠点に
ある空港を奪回後に、冷戦初期の「ベルリン空輸」と同様な支援物
資の大規模空輸を実施するよう米政府に要請したことが十月三十一
日分かった。北部同盟のアミン在米代表が同日、共同通信に明らか
にした。
また同代表は、米軍がカブール北方のウズベキスタンと接する北
部同盟支配地域に、米特殊部隊の出動や補給を兼ねた前線基地の設
置を検討していることも明らかにした。
同代表によると、北部同盟が要請したのは、ボスニア・ヘルツェ
ゴビナ紛争の際、欧米諸国が中心となって実施したサラエボ空輸と
同じような輸送機による支援物資のピストン輸送。四方がタリバン
勢力に囲まれているアフガン中部のマザリシャリフ、ヘラート、チ
ャグチャラーンの各空港を北部同盟側が制圧した後を想定している
。
米軍は十月七日の空爆開始後、大型輸送機C17を使って一般市
民に食料支援物資を空から投下する一方、十月下旬からはパラシュ
ートを使って北部同盟の地上部隊に弾薬を投下している。
同代表は「本格的な冬の到来を控え、市民への食料も部隊の武器
弾薬も不十分」と語り、効率の悪い空からの投下ではなく、飛行場
を使った支援物資の大量輸送が必要だと指摘している。
北部同盟は旧ソ連製の兵器で武装しているため、米軍がパラシュ
ートで北部同盟の地上部隊に投下している物資はソ連製の弾薬が中
心。今後、マザリシャリフの奪還作戦などを遂行するには、戦車や
ヘリコプター、装甲兵員輸送車などの支援が不可欠という。
(了) 011101 1543
[2001-11-01-15:44]