投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 11 月 24 日 11:20:33:
【ワシントン23日=林路郎】米中央軍司令部(CENTCOM)によると、米軍は23日、タリバンとウサマ・ビンラーディンのテロ組織「アル・カーイダ」部隊が抗戦を続けるアフガニスタン北部クンドゥズと、タリバンの拠点都市、南部カンダハルなどで大規模空爆を続行した。カンダハルへの攻撃では、直径約500メートルの範囲内の地表の兵員、物体を吹き飛ばす威力を持つ1万5000ポンド(約7トン)級の超大型爆弾BLU―82(デイジー・カッター)を投下した。
同爆弾の投下を米軍が認めたのは11月上旬に続き3度目。同市周辺に立てこもるタリバン部隊の破壊と威嚇が目的。米軍は、タリバンが同市周辺に約500両の戦車を隠していると見て、洞穴やトンネルなどに対する集中空爆を続けている。
クンドゥズのタリバン部隊と北部同盟の投降交渉について、米国政権内では、2000人前後と見られるアラブ系精鋭部隊が投降に応じるとは考えにくいとの見方が強く、交渉中も米軍は空爆を続ける方針だ。
一方、東部ジャララバード近郊では、米軍特殊部隊が、アル・カーイダの元テロリスト訓練キャンプ内に化学兵器工場と見られる施設の存在を確認。米軍は22日夜、この施設を空爆した。同市周辺には、アル・カーイダのアラブ系メンバーの家族らが滞在する施設があり、ビンラーディンら幹部が不定期にこの施設を訪問するため、ビンラーディン捕捉を目指す米軍は一帯での地上の動きに対する監視を強めているという。
(11月24日11:12)