投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 27 日 11:34:19:
【ワシントン26日=坂元隆】
米国防総省は26日、次世代の米軍航空戦力の主力となる空軍・海軍合同開発の次期攻撃戦闘機(JSF)の製造企業に米大手航空機メーカー、ロッキード・マーティン社を指名したと発表した。最終的な契約額は2000億ドル(約24兆4000億円)を上回る見通しで、米軍史上最高となる。
ロッキード・マーティン社の製造するJSFは、レーダーに捕捉されない高度のステルス性を備えたハイテク超音速攻撃戦闘機で、短い滑走路から離発着することができ、空母への搭載も可能。空中での戦闘にも、対地・対艦攻撃にも従事することができる。
国防総省によると、JSFは2008年から引き渡しが始まり、合計3002機が製造される予定で、空軍のF16戦闘機や海軍のFA18ホーネット戦闘攻撃機などの代替機となる。また、共同開発国の英国にも引き渡される。
米軍の戦闘機はこれまで主に空軍と海軍が別々に開発してきたが、コスト削減と効率性向上を目指し、両軍が共用できる多目的機であるJSFの開発に取り組むことになった。
JSF指名をめぐっては、ロッキード・マーティン社とボーイング社が激しい指名争いを展開していたが、国防総省では「性能に着目した」とロ社に軍配をあげた。
(10月27日11:28)