投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 21 日 11:03:54:
【ワシントン20日=共同】
マイヤーズ米統合参謀本部議長は二十日、記者会見し、米陸軍特殊部隊レンジャー部隊などによる十九日深夜から二十日未明にかけてのアフガニスタン南部への奇襲攻撃で、タリバン政権の最高指導者オマル師が使用していた軍司令部と同国南部の空港施設の二カ所を攻撃、タリバン側と交戦したことを明らかにした。
マイヤーズ議長は奇襲攻撃の詳細について言及を避けたが「全体的に見て成功した」と評価。タリバンやウサマ・ビンラーディン氏のテロ組織アルカーイダの幹部は発見できなかったという。奇襲攻撃では、パラシュート降下の際に米兵二人が負傷した。交戦でタリバン側に死傷者が出たという。
国防総省が公開したビデオ映像によると、米軍のC130輸送機に乗った特殊部隊員が空港施設に落下傘で降下。空港施設でタリバン兵士の武器弾薬などを破壊した。
一方、米軍は二十日の夜明け以降も対ゲリラ攻撃機AC130などを投入してカンダハルなどで空爆を続けた。米国は空と地上からカンダハル攻撃を強めているもようだ。CNNテレビは、奇襲攻撃は反タリバン勢力「北部同盟」と連携したものだったと伝えた。
マイヤーズ議長は、米軍が十九日、AC130や長距離爆撃機など約百機を投入し、十五カ所の標的を攻撃したことを明らかにした。
ロイター通信は、首都カブールで二十日夜、ヘリコプターかプロペラ機とみられる航空機一機が飛来し、低空で旋回したため、タリバン政権軍の戦車が街路を移動したが、航空機は爆弾投下など攻撃はしなかったと報じた。