投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 12 日 21:14:49:
回答先: 反米デモに厳戒態勢 パキスタン各地で金曜礼拝 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 12 日 19:10:20:
【カラチ(パキスタン南部)12日=新居益】米軍の対アフガニスタン攻撃が続く中、隣国パキスタンの各都市で12日、反米デモが一斉に行われ、最大都市カラチでは数百人のデモ隊が政府の庁舎を襲撃したほか、米国資本のファスト・フード店や車両に放火、警官隊が催涙ガスを発射するなどして混乱した。
首都イスラマバード、アフガニスタンとの国境に近い北部ペシャワルなど主要都市でも街頭デモが行われ、軍、警察当局が厳戒態勢を敷いている。
12日は米英軍のアフガニスタン空爆開始後、初めての金曜礼拝が行われ、イスラム原理主義団体がタリバン政権やテロの首謀者ウサマ・ビンラーデンの支持者にデモを呼びかけた。
ムシャラフ大統領は11日、各州知事や関係閣僚に対し、モスク(イスラム教の寺院)内での集会禁止を含む予防措置を取るよう、直接に指示し、デモが反政府行動に拡大しないよう警戒している。空爆後の反米デモでは、クウェッタで9日、3人が死亡、5人が負傷したが、10日以降はデモは沈静化していた。
【クエッタ(パキスタン西部)12日=源一秀】当地のクリケット競技場「アユブ・スタジアム・クエッタ」で12日午後、親タリバン派市民約2万人が米国の対アフガン空爆に反対する抗議集会を開いた。
市民らは各地をデモ行進しながら同競技場に集結。会場では「米国に死を」「ムシャラフ(大統領)は売国奴だ」などと気勢を挙げた。抗議集会はタリバンとの関係が深い「ウラマ・イスラム協会」などが主催したもので、空爆後、パキスタン国内では最大規模となった。
(10月12日21:07)