投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 11 日 19:20:53:
回答先: カブール進攻見合わせる 反タリバンの北部同盟 米が要請 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 11 日 19:18:57:
10/11 15:54 過去10年の消極関与に不満 ようやく脚光の北部同 外信85
【ジャボルサラジ(アフガニスタン北部)11日共同=及川仁】
アフガニスタン・タリバン政権への米報復軍事作戦で、同政権制圧
に向けた゛地上軍″として、反タリバン勢力の「北部同盟」が注目
を浴びている。しかし、北部同盟側には、約十年に及ぶアフガニス
タン内戦での北部同盟に対する国際社会の無関心がタリバンの台頭
を許した、との不満も根強い。
「国際社会はあまりにも長い間、われわれを無視し続けてきた」
。北部同盟のアブドラ外相は最近の記者会見で、米軍による報復軍
事作戦の準備が本格化してからのブッシュ米政権との緊密な連携、
情報交換について認める一方、゛遅きに失した″国際社会の支援に
率直な苦言を呈した。
一九八九年二月のソ連軍撤退後、アフガニスタンでは、旧ソ連と
戦ってきたゲリラ各派によるラバニ政権が発足したが、やがて内部
分裂した。九四年に原理主義を掲げて登場したタリバンが急速に民
衆の支持を得た背景には、内紛を繰り返すこれら各派に対する世論
の強い不満もあったとされる。
その後「イスラム法違反者」に対する残虐な処刑、女性への抑圧
政策、今年三月のバーミヤンの石仏破壊などで、タリバンに対する
注目は大きくなってきたが、マスード元国防相らを中心にタリバン
打倒に向け、各派が結集した北部同盟への注目、支援はほとんど集
まってこなかった。
北部同盟幹部の一人、首都カブール北東部のカピサ州のアジミ知
事は「世界は米中枢同時テロの悲劇で初めてタリバンの実態に気付
いたが、当初からウサマ・ビンラディンをかくまうタリバンの危険
性を指摘したのはわれわれ」と強調し、積極的な支援を国際社会に
要請している。
(了) 011011 1553
[2001-10-11-15:54]