投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 11 日 18:54:20:
10/10 22:23 イラク攻撃なら板挟みも ロが懸念表明 外信141
【モスクワ10日共同】アフガニスタン以外の国への攻撃の可能
性を示唆した米国の次の標的がイラクとの見方が出る中、イラクの
フセイン政権との友好関係を保つロシアが、対米協力をめぐりジレ
ンマに陥る可能性が浮上してきた。
イラク攻撃説についてプーチン政権は今のところ何の反応も示し
ていない。しかし政権に近いセレズニョフ下院議長(共産党)は十
日「米国が報復を地理的に他の国へ拡大するのは受け入れられない
」と批判。ロシア側の懸念を代弁した。
同日付のロシア紙コメルサントも米国がイラクやイランなどを攻
撃した場合「ロシアは困った立場に追い込まれる」と指摘。
同紙は反テロ軍事作戦での米国との協調をやめるか、「特殊な関
係」を維持するイラクなどとの関係を断ち切るか、選択を迫られる
と論評した。
イラクは米国のアフガニスタンへの攻撃を批判しているが、イラ
クへの国連経済制裁解除を主張するロシアとは緊密な関係を保って
いる。
(了) 011010 2223
[2001-10-10-22:23]