攻撃で麻薬大量流出の懸念 ケシ栽培復活のアフガン

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投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 09 日 19:07:34:

回答先: イスラムとケシとパイプライン ――きたるべき戦争の背景―― 投稿者 dembo 日時 2001 年 10 月 09 日 17:01:14:

10/09 15:59 攻撃で麻薬大量流出の懸念 ケシ栽培復活のアフガン 外信83
共同
 米英両国軍が米中枢同時テロへの報復攻撃を開始したアフガニス
タンは世界最大の麻薬生産地帯の一つで、攻撃により大量の難民が
出た場合、混乱に乗じて、換金性の高い麻薬がパキスタンに流れ込
む懸念が強まっている。                   
 同国を支配するタリバンの最高指導者オマル師は昨年七月、麻薬
の原料となるケシ栽培の全面禁止を命令したが、同国ではいま、ケ
シの種の植え付け時期を迎え、再びケシ栽培が復活したもようだ。
 「禁止令はもはや有名無実。タリバンは今年、栽培をやめろとも
何とも言わない」。ケシ栽培が最も盛んとされる同国ヘルマンド州
に三十エーカーのケシ畑を持つアブドル・ラーマンさん(38)は
平然と語った。十月に種をまき、十二月には収穫を迎える。栽培は
七人の家族ぐるみだ。                    
 ラーマンさんは、パキスタン西部クエッタにある麻薬常習者のリ
ハビリセンターに入所中だ。十八年前からアヘンを常習していたが
、九月十日に自ら希望して入所した。現在、パキスタン全土やアフ
ガニスタン、イランからヘロイン、アヘンの常習者二十七人が生活
する。半分以上が二十年以上の常習者という。         
 ラーマンさんは昨年、禁止令に従い小麦などを栽培した。「アヘ
ンは四十キロで十万ルピー(約十五万円)で売れるが、小麦は十分
の一だった」という。禁止令により昨年は上がった麻薬の相場も、
今は下がり始めている。「ケシ栽培が再開されたため」といい、ラ
ーマンさんも再開する構えだ。                
 アフガニスタンのガズニ州から来た元ヘロイン常習者のサファル
・アリさん(42)は「タリバン政権は麻薬使用には厳しかったが
、麻薬所持に対して取り締まりは厳しくなかった」と話し、麻薬対
策が中途半端だったと指摘した。               
 タリバン政権が倒れれば麻薬対策は強化できるとの期待もある。
しかし同センター職員のアサダリさんは「禁止令後、転作や代替労
働の提供という国連の約束は、十分果たされなかった。政権が代わ
っても国際社会の十分な支援がなければ、ケシ栽培がなくなること
はない」と嘆く。                      
 近くセンターを出てヘルマンド州の自宅に帰るラーマンさん。「
長い間戦争が続いた。米国の攻撃など今さら気にしない。危険だと
してもそれがどうしたというんだ」と笑う。帰宅すればケシ栽培が
待っている。(クエッタ共同=田辺宏)            
(了)  011009 1558              
[2001-10-09-15:59]

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