投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 10 月 08 日 21:11:18:
【ワシントン8日=永田和男】
米英軍は米東部時間7日午後零時半(日本時間8日午前1時半)、アフガニスタンの首都カブールや、タリバンが本拠を置く南部カンダハル近辺の軍事施設やテロ訓練キャンプなどに爆撃機による空爆と巡航ミサイルによる爆撃を加え、8日早朝までに4波にわたる攻撃を実施した。
一方、アフガンの一般市民や難民向けの支援物資の空中投下作戦も始め、C17輸送機から3万7000食分の食料と医薬品などを投下した。
ブッシュ大統領は7日午後1時(日本時間8日午前2時)からテレビを通じて演説し、「米軍は(ビンラーディン率いるテロ組織)アル・カーイダのテロリスト訓練キャンプと、タリバン政権の軍事施設に対する攻撃を開始した。アフガンをテロ活動の拠点として使うのを阻止するのが目的だ」と対テロ軍事行動の開戦を宣言した。また、「我々は忍耐強い成果の積み重ねによってこの紛争を勝ち抜く」と述べ、軍事作戦「不屈の自由」で時間をかけて世界のテロ根絶を目指す強い姿勢を示した。同時に大統領は攻撃がアフガン国民やイスラム教徒に対するものでないことを強調した。
軍事行動には米・英軍のほかカナダとオーストラリア、ドイツ、フランスも参加を約束し、さらに40か国以上が基地提供などで協力していることも明らかにした。
一方、ラムズフェルド米国防長官とマイヤーズ統合参謀本部議長は7日午後2時45分(日本時間8日午前3時40分)から国防総省で記者会見し、第1波攻撃には米ミズーリ州の空軍基地から飛び立ったB2ステルス爆撃機に、B1、B52爆撃機を合わせた15機、アラビア海などに展開中の潜水艦などから発射された巡航ミサイル・トマホーク約50基、空母から発進した作戦機25機で遂行されたと発表した。
タリバンの基地と作戦機、対空砲火や通信施設が標的となり、ラムズフェルド国防長官は「米・英軍側に被害が出たとの情報はない」と述べた。特殊部隊による潜入作戦も空爆などに並行して展開される模様。
米テレビは反タリバン勢力「北部同盟」とタリバンが対峙するカブール北方の前線付近でいくつもの火の手が上がり、タリバンの対空砲と見られる火砲が応戦する映像を伝えた。
9月11日の同時テロでは、米東部ボストンなどから出発した旅客機4機が犯人グループ19人に乗っ取られ、うち2機がニューヨークの世界貿易センタービルの北棟・南棟に相次いで激突、直後に別の1機がワシントンの国防総省ビルに突っ込み、約6000人の死者・行方不明者を出した。
(10月8日20:40)