投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 06 日 18:33:54:
10/06 00:53 ウズベクが基地利用認める 捜索救援などに限定 米 外信167
【タシケント5日共同】ラムズフェルド米国防長官は五日、中央
アジア・ウズベキスタンに到着しカリモフ大統領らと会談した。焦
点のアフガニスタンでの軍事作戦の際の基地使用についてカリモフ
大統領は長官との共同記者会見で、捜索救援活動や人道支援目的に
限り米軍の輸送機やヘリコプター、部隊がウズベクの一カ所の空軍
基地を利用することを認めると述べた。
しかし大統領は同時に、ウズベク領内からのアフガニスタンへの
地上部隊の展開や爆撃機の出撃は認めないと初めて表明した。
一方、ロイター通信によると、米国防当局者は五日、第一○山岳
師団の兵員約千人がウズベクに向け出発したことを明らかにした。
大統領との会談で米国は中央アジアでの後方支援の拠点を確保し
たものの、基地使用の目的が捜索救援活動などに限定されたことで
米国の軍事作戦の幅が制約されるなど一定の影響を受けそうだ。
米CNNテレビによると、双方はウサマ・ビンラディン氏らに対
する報復軍事攻撃の際のウズベクの領空通過などでも合意した。
長官はさらにトルコに立ち寄る可能性もある。ブッシュ政権は主
要周辺国への長官訪問の成果を踏まえ、攻撃開始時期などを最終判
断する見通しだ。
またアフガニスタンの反タリバン勢力「北部同盟」の代表が長官
と会談する可能性も伝えられていたが、タシケントのアフガニスタ
ン大使館当局者は五日、同盟代表団はウズベクに来ていないと述べ
、長官との会談はないとしている。
(了) 011006 0053
[2001-10-06-00:53]