投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 06 日 18:56:26:
回答先: 報復テロへの対峙を懸念 ウズベク大統領 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 10 月 06 日 18:44:14:
10/06 16:36 グレーゾーンの基地提供 事実上の出撃拠点にも 外信64
【タシケント6日共同】米国のアフガニスタンへの軍事作戦にあ
たり、ウズベキスタンは五日、米軍による国内基地使用を人道支援
や兵士の捜索・救助目的に限って認める方針を表明した。しかし実
際に米軍が配置に就けば、目的の線引きは困難で、事実上のグレー
ゾーンになるとの見方が出ている。
これを示唆するように、米国防当局者はロイター通信に、山岳師
団の兵員約千人を同国に派遣したと発言。カリモフ大統領は「作り
話」と否定しているが、同国内の基地が後方支援の名目で、米軍の
中央アジアでの事実上の出撃拠点となる可能性はぬぐい切れない。
五日のラムズフェルド米国防長官との会談後、カリモフ大統領は
、自国からの米軍の地上軍展開や爆撃機出撃は「許されない」とし
て、支援に一定の枠をはめたことを強調した。アフガニスタン・タ
リバン政権が対米支援を行った場合の報復を示唆していることや、
「特定の軍事ブロックに属さない」とする安保政策と、中央アジア
での米国の影響力拡大を警戒するロシアの思惑などが背景にある。
しかし一方で、政権打倒を公言するイスラム武装勢力と対峙(た
いじ)する大統領としては、米軍の攻撃を歓迎していることも事実
。カリモフ政権の人権侵害や報道統制などを批判してきた米国との
関係改善の好機にもなる。
このため「形の上では限定、実質上は広範」(外交筋)な支援に
踏み切ったという観測が根強い。
(了) 011006 1635
[2001-10-06-16:36]