投稿者 sanetomi 日時 2001 年 10 月 06 日 00:45:06:
「ショー・ザ・フラッグは、『どちらの味方なのか示せ』という意味」――。米国のベーカー駐日大使は5日、東京・内幸町の日本記者クラブで講演、質疑応答の中で国会でも取り上げられた解釈論争に自らの見解を披露した。「ショー・ザ・フラッグ」はアーミテージ米国務副長官が9月15日、柳井俊二駐米大使に米同時テロへの反撃に協力を求めた際使った言葉とされる。日本側は「日本の旗を見せて欲しい」と受け止め、自衛隊派遣など対米支援策をまとめた経緯がある。
4日の衆院予算委員会でも管直人民主党幹事長が小泉純一郎首相に「どういう意味と理解しているか」と問いただす場面があった。ベーカー大使は「(発言時)アーミテージ氏の念頭に自衛隊派遣はなかったと思う。それは日本側が決めること」と述べ、米側として具体的な要請を意味した発言ではなかったとの見方を示した。ただ、大使は「すでに日本はどちらの味方か十分に示している」と同盟国・友好国としての日本の行動を評価した。