投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 30 日 19:35:54:
回答先: 反タリバンを本格支援 新政権の樹立も視野 身柄引渡し拒否で 投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 30 日 19:31:06:
09/30 18:38 不透明な「タリバン後」 展望欠くブッシュ政権 外信43
【ワシントン30日共同=久江雅彦】ブッシュ米政権は、アフガ
ニスタンのタリバン政権に対抗する勢力への支援を鮮明にしたこと
で、米中枢同時テロの最重要容疑者とされるウサマ・ビンラディン
氏をかくまうタリバンに事実上見切りをつけたと言える。
しかし、タリバンと唯一外交関係を持つパキスタンの反発が予想
されるほか、タリバン後の新政権樹立も困難視される。国際的なテ
ロ組織と「新しい戦争」を戦うブッシュ政権の戦略に、長期的な展
望が開けたわけではない。
タリバンがビンラディン氏の引き渡しを拒否する以上、米国は内
外に断固とした姿勢を示さなければならない事情がある。
だが、対抗勢力の支援は、ラディン氏引き渡し問題でタリバンの
軟化を引き出す駆け引きの一環ともみられ、対話継続の姿勢を示し
ているタリバンとの関係はさらに曲折も予想される。
対抗勢力の中核である「北部同盟」は、パキスタンの宿敵インド
の支援も得ており、パキスタンは「北部同盟」の台頭に反対の立場
だ。
このため米国はタリバン後の青写真として(1)タリバンの穏健
派勢力(2)ローマに亡命しているザヒル・シャー元国王一派(3
)最強の反タリバン勢力である北部同盟―の「三派連合」による民
主政権を描いているとの情報もある。
しかし、北部同盟はアフガニスタンの少数派のタジク系が中心で
、タリバンを構成する多数派のパシュトゥン人は北部同盟が入った
政権に不満を募らせるのは必至。各勢力は「反タリバン」で結集し
ても国づくりで協調できる保証はない。
(了) 010930 1837
[2001-09-30-18:38]