投稿者 倉田佳典 日時 2001 年 9 月 25 日 20:54:12:
回答先: ロシアの「全面協力」、背景に「チェチェン」正当化〔読売新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 9 月 25 日 10:41:51:
09/25 08:05 領空通過は人道支援に限定 北部同盟には武器供与継 外信15
【モスクワ24日共同=有田司】ロシアのプーチン大統領は二十
四日、テレビ演説し、人道支援目的に限った自国の領空通過の許可
や、アフガニスタンの反タリバン勢力「北部同盟」への武器供与の
継続など、米中枢同時テロをめぐる米国の軍事報復に対する五項目
の対応策を発表した。
これにより、ロシアは米国の軍事報復を容認する一方、直接の軍
事行動には踏み切らない方針を正式表明し、対米支援を限定的なも
のにとどめる姿勢を明確にした。
発表した項目はこのほか(1)中央アジア諸国の基地使用に反対
しない(2)要請があった場合の捜索・救助活動への参加(3)テ
ロリストに関する情報機関の協力。
ロシアは反タリバンで米国と利害が一致しているものの、自らの
権益圏である中央アジアでの米国の影響力増大などを懸念、限定協
力を決めたとみられる。
ブッシュ米政権は軍事報復をめぐるロシアの同意をひとまず取り
付けたことになるが、ロシア領空で作戦機の飛行ができないなどの
制約を受けることで、作戦の立案にも影響を及ぼす可能性がある。
しかしプーチン大統領は同時に、米ロ関係の進展によってはこれ
以外の協力の可能性もあると述べ、今後の新たな支援にも含みを残
した。
また独立国家共同体(CIS)の中央アジア諸国に対しては「立
場が一致」していると指摘。ロシア同様に人道目的の領空通過や空
港使用にとどめるよう各国をけん制したとみられる発言もあった。
またテロ対抗策には国際的な法的基盤が必要と指摘。国連や国連
安保理の存在を強調し、何らかの決議が必要との認識を示唆した。
イワノフ国防相も同日、ロシア軍の派兵はないと言明。北部同盟
に武器供与を行っていたことを公にするとともに、今も支援要請を
受けているとして、イランやインドとともに武器供与を続けると語
った。
国防相はまた、来週末に米国防総省代表団が軍事作戦の説明のた
めロシアを訪問することを明らかにした。
プーチン大統領はテレビ演説に先立って同日、下院の各会派代表
にもこれらの方針を説明、原則的支持を得た。
(了) 010925 0805
[2001-09-25-08:05]