(回答先: 女川原発2号機で火災 作業員に放射性物質付着 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 2 月 09 日 17:53:48)
02/09 18:50 安全管理に疑問の声 作業は下請け任せか 社会43
共同
目に見えぬ放射性物質を扱う原子力発電所で九日、火災が起きた
。女川原発2号機で作業員二人がやけど、顔に放射性汚染物質が付
着する事態にも、東北電力側は「原因は分からない」を連発。問題
の作業工程は、下請け任せだった可能性もあり、同電力の安全管理
を問う声が出ている。
出火現場は原子炉建屋内の地下一階にある「制御棒駆動機構補修
室」。当時、作業員は、引火性溶剤が入っていた使用済みのスプレ
ー缶を取り扱っていた。
東北電力幹部は会見で「下請け会社に聞かないと作業工程は分か
らない。作業マニュアルの有無も把握していない」などと語った。
しかし京大原子炉実験所助手の小出裕章さんは「作業現場は汚染
の程度が高く、被ばくの危険がつきまとう。なおさら安全な工程が
要求される。原発を所有する電力会社が『分からない』では常識的
におかしい。どんな現場管理をしていたのか」と指摘。
一方、作業員二人は、身に付けた線量計の数値がゼロで鼻こうの
検査でも「被ばくはなかった」という。
小出さんは「顔の皮膚に汚染物質が付いたのは事実。被ばくの程
度としては恐らく問題はなくよかったが、念のために体内被ばくが
ないか尿検査もして確認すべきだ」と話している。
(了) 020209 1849
[2002-02-09-18:50]