(回答先: 日本国債の格付け、引き下げ方向で見直し ムーディーズ〔朝日新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 2 月 13 日 16:32:04)
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは13日、日本政府が発行または保証する円建て国内債券格付けを引き下げ方向で見直すと発表した。同社は、今回の見直しで最大2段階の格下げもあり得るとしている。
現在、日本国債の格付けは「総合的に優れている」とされる「ダブルA格」の最低水準である「Aa3」。引き下げられると「中級の上位」とされる「シングルA格」に落ちることになり、先進七カ国(G7)の中でイタリアを下回り最低の格付けとなる。
同社は見直しの理由として、デフレによる実質的な債務の増大で、全般的な信用リスクが高まっていると指摘。さらに金融部門およびその他の公的企業の債務も、一段と経済が悪化した場合に財政による補てんが必要になるとした。
日本では、10年物国債が長期金利の代表的な指標となっている。格下げは長期金利の上昇(国債価格の下落)や株安などを引き起こし、このところの「日本売り」の傾向をさらに加速させる可能性がある。